茨城空港 初チャーター便
読売新聞(2009/11/11)
台湾の航空会社 開港初日から
 来年3月の茨城空港開港を記念して、大手旅行会社「近畿日本ツーリスト」は10日、台湾の航空会社「復興航空」のチャーター便を利用した台湾旅行商品を発表した。チャーター便の就航が決まったのは今回初めて。
 復興航空が運航するチャーター便は、日本と台湾の相互チャーターで、日本の旅行者が台湾へ行くと同時に、台湾の旅行者が茨城に来る仕組み。同航空は2008年4月、日本へのチャーター便運航を開始し、今年も釧路、函館などの国内7都市へ計118便を運航している。
 販売するのは台北4日間のツアーで、代金は7万9000円〜11万3000円(2人一室、空港税などは別途)。
 同時期に成田空港から出発するツアーより1万5000円〜2万円高いというが、同社は「成田と比べて空港までの移動時間を短縮できる点やチャーター便ならではの機内イベントの開催などで、差額は跳ね返せる」と自信を見せ、「地元経済への貢献も期待できる」と話している。
 出発日は、開港日として最終調整中の3月11日、12、25日、4月12、13日。今回のチャーター便で、日本から900人の出発が可能になるが、そのうち約50%が県内企業や空港周辺の自治体といった団体客で既に埋まっているという。個人向けの旅行の販売は、12月中旬から開始する。
 ツアーに関する問い合わせは、同社水戸支店(029・225・1015)へ。

参考写真 11月10日、近畿日本ツーリストとJTBは、来春3月11日の茨城空港開港に合わせて、台湾とハワイに向けたチャーター便を運航すると発表しました。
 近畿日本ツーリスト水戸支店は、台湾の復興航空(TransAsia Airways)のエアバスA321型(180席)をチャーターして、茨城=台湾桃園(台北)間に6往復運航させます。開港予定日の3月11日を初便に3月に6往復、4月に4往復を計画しています。
 この間に近畿日本ツーリストは台北市内を観光する3泊4日の旅行商品を企画します。旅行代金は、7万9千円〜11万3千円と成田発の一般的なパックツアーに比べ割高ですが、企画担当者は、「空港までの移動時間を短縮できることや駐車場が無料なこと、貸し切り便ならではのイベント企画などで、魅力的なツアーになる」と、語っています。
 一方、JTB関東法人営業水戸支店は、日本航空のボーイング767型(220席)をチャーターし、茨城=ホノルル間を往復する計画です。来年3月11日に茨城空港を出発し16日に戻る4泊6日のツアーを企画します。この期間は、日本の文化・芸能や武道・スポーツが披露される交流イベント・ホノルルフェスティバルが開催されています。