参考写真 1月18日、井手よしひろ県議会議員は、日立市内で県議会報告ならびに街頭演説を行いました。この中で、民主党小沢一郎幹事長の秘書が政治資金規正法違反で逮捕されてことに触れて、以下のように語りました。

 昨年8月30日、国民は政治刷新の期待を掛けて、民主党への政権交代を選択。衆院選で過半数を与えました。それから、わずか4カ月。国民の熱い期待は、大きな失望に変わろうとしています。
 新政権が迎える初の通常国会を目前に、東京地検が小沢一郎幹事長の元秘書の衆院議員ら3人を逮捕しました。これは、鳩山由紀夫首相の献金問題に続く異常な展開です。政治改革を原点に生まれたはずの鳩山政権が、政治資金疑惑で窮地に陥るという予想外の事態に至っています。
 小沢幹事長は、党大会で検察との全面対決を鮮明にしました。鳩山首相まで「検察と戦ってください」と小沢幹事長の対決姿勢を支持しました。
 大会終了後、民主党の森ゆう子参議院議員は「これは官僚機構のトップ“検察”と、国民の代表である民主党政権との全面戦争だ」と、テレビカメラの前で声を張り上げました。
 しかし、この議員の声に賛同する国民の声は聞こえてきません。その理由は、小沢氏が検察の事情聴取に応じず、疑惑の4億円の出どころなどについて、マスコミにも明確な説明を行っていないからです。小沢氏側に1億円の裏金を渡した、という建設会社の元幹部の供述もあるとなれば、なおさらです。
 何より、小沢幹事長は、国民とマスコミに対し、また国会に対し、そして検察に対し、正々堂々と自らの主張を詳細に説明すべきです。それは、国会への参考人招致に積極的に応じることであり、任意の検察の取り調べに協力することです。
 鳩山首相にも考えて直してほしいことがあります。「検察と戦ってください」との発言は、直ちに撤回することです。政府の長として検察に求めるべきは「厳正で公正な捜査」であり、党代表として幹事長にまず語るべきことは「しっかり話せ」ということです。
 民主党にも申し上げます。民主党はその自浄作用を発揮して、悪しき者、不純なものを排除する勇気を持つべきです。民主党が守るべきものは国民であり、小沢一郎ではないはずです。
 そして、こうした政治家の不祥事を根絶するためには、会計責任者が不正行為を働いた場合、監督責任のある議員の公民権を停止するよう、政治資金規正法を改正することが必要です。
 今日から始まった国会では、まず、政治家と金の問題に関する集中審議と党首討論を速やかに行うべきだと主張します。