2008年8月11日付「太陽光発電とオール電化住宅に関するモニター商法」で指摘した“太陽住研”の関係者2人が逮捕、送検されました。
参考写真 龍ヶ崎署と県警捜査2課は、太陽光発電装置やオール電化の台所用品設置業者を装い、設置料をだまし取った容疑で、埼玉県三郷市栄の中村○○と千葉県松戸市小金清志町の小島○○両容疑者を逮捕、送検しました。先月末までに、08年7月から8月にかけ、取手市の男性に「太陽光発電とオール電化台所用品のモニターを募集していて、今なら40万円値引きする。モニター料は5年の間、毎月3万5000円入る」などとうそを言い、手付金や申込金名目で、5回にわたり計300万円をだまし取った疑いで逮捕。さらに今月、08年8月から9月にかけて、千葉県柏市の男性方を訪問し、「太陽光発電やオール電化システム機器を設置してくれれば、モニター料として5年間、月々4万円分値引きする」などとうそを言い、計約100万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。
 この他にも、井手県議が紹介した事例など龍ヶ崎、取手、稲敷市や千葉県などでも約50件、総額約5000万円の被害が確認されており、県警は関連を調べています。
 こうした詐欺の実害の他にも、被害者はクレジット契約を信販会社と結んでおり、実質的な被害額は1億円以上になることが想定されます。井手県議が警察当局や消費生活センターなどに具体的に申し入れをし、県議会の委員会などでも質問を繰り返してきた事例だけに、なぜ、もっと早期に事件化できなかったのか、疑問が残ります。被害者への賠償の問題など、解決への道のりは遙か遠いのが実情です。
(2名の容疑者については新聞等で実名が公表されていますが、このブログでは伏せ字にさせていただきました)