3月7日、茨城空港の開港式が行われました。開港式の詳細は、先のブログ「百里の道も一歩から…茨城空港開港式が行われる」に提載しました。3月11日の一番機の離陸に向けての万全な準備が望まれます。
 さて、茨城空港の開港に関して3つの話題をご紹介します。
参考写真 1つめは展望デッキの工夫です。茨城空港は航空自衛隊百里基地との共用空港。百里基地は、東京都心に最も近い戦闘航空団として「首都圏防空の要」であり、「航空自衛隊の顔」でもある基地です。そのために、百里基地には防衛上の機密事項もあり、茨城空港の2階展望デッキから直接、自衛隊の格納庫方向を撮影したり、見通せないように特別な工夫がされています。
 展望デッキの前面には偏光ガラスが採用されており、百里基地の格納庫など自衛隊施設側(北方向)をみると、ガラスがするガラスのようになります。反対方向は、普通のガラスと同じようになります。
参考写真 2つ目の話題は、茨城空港のお土産についてです。ターミナルビル2階には、亀じるし製菓が出店しています。この売店、一押し商品は「茨城空港どら焼」です。3個入り500円、6個入り1000円、ばら売りもあります。自慢のあんをふんわりとした焼き上げた皮でサンド。「茨城空港」の焼印が、水戸黄門の印籠のように光り輝く(?)名品です。
 また、亀じるしのお菓子の中でも人気がある「はろうきてぃ茨城栗処」の8個入り1508円のパックもお奨めです。なぜか、「茨城空港に行ってきました。」というしゃれたブルーの帯が巻いてあります。ただこれだけなのですが、この安易さが大いに魅力です。
参考写真
 三つ目は交通網の整備です。茨城空港の立地する旧小川町は、茨城の中央に位置しますが、鉄道や幹線道路からはずれているため“陸の孤島”とさえ揶揄されていました。しかし、茨城空港建設をきっかけに、東関東道水戸線がー部区開供用開始され、常磐道岩間ICからは県道茨城空港線が竪備されました。また、岩間ICと石岡ICの間にETC専用のスマートICを設けることになりました。更に、旧鹿島鉄道廃線後にはバス専用線が計画されています。
 東関東自動車道水戸線は、茨城空港北インターチェンジと茨城町ジャンクションを結ぶ8.8キロの区間が開通しました。この区間の開通によって茨城県と栃木県、それに群馬県を結ぶ北関東自動車道と東関東自動車道がつながり、県外からの空港利用者は高速道路をおりることなく茨城空港の最寄りまで来ることが可能になりました。