参考写真 4月9日政府は、核テロ対策強化に向けた国際協力の一環として、東海村に所在する日本原子力研究開発機構(JAEA)に「核不拡散セキュリティー支援センター」(仮称)を設置する方針を決定しました。アジアを中心とした世界各国から専門家や実務者を受け入れ、核物質や原子力施設の保全・防護を図る「核セキュリティー」分野の人材育成を行い、核テロ阻止と核不拡散強化の国際拠点とする構想です。
 2011年4月のオープンを目指し、当初の予算規模は2億〜3億円を見込んでいます。鳩山由紀夫首相は、オバマ米大統領が来週ワシントンで主宰する核安全保障サミットに出席しセンター設立を表明、被爆体験を持つ日本として、アジアでの核セキュリティー対策への貢献を強調することを目的としています。
 茨城県内の施設が核不拡散の世界的な流れに貢献できることは、大いに歓迎いたします。特に人材育成の拠点として、JAEAが機能することを期待します。
(写真は原子力緊急時支援・研修センター:茨城県ひたちなか市十三奉行)
参考:独立行政法人日本原子力研究開発機構のHP