公明党:危険箇所の早期改修を要請
参考写真 4月19日発生した県立高萩高校(生田目正直校長)でのベランダ手すり落下事故を受けて、県教育委員会は2日、県立学校の校舎などの緊急点検調査の結果を公表しました。
 それによると、調査対象146施設(県立学校124施設、学校以外の教育機関22施設)のうち、ベランダや手すりに危険個所が47カ所(県立学校41箇所、学校以外6箇所)が確認されました。内訳は、手すりにぐらつきが13箇所、ハンマー打診による異音が3箇所、さび・腐食22箇所、クラック(ひび割れ)24箇所、その他2箇所、となっています。
 その中でも、危険性が高いと判断した16カ所(県立学校13箇所、学校以外3箇所)については、立ち入り禁止などの措置を講じました。
 県教育委員会では、建築の専門職員により実地調査を行い、緊急性の高いものから順次補修する方針です。
 今回、危険箇所が報告された学校施設のうち県央・県北地域の学校は以下のとおりです。
  • 高萩(2階ベランダ手すりが落下)
  • 高萩清松(部室外階段に腐食)
  • 日立二高(2階ベランダに手すり根元に腐食、モルタル剥離)
  • 大田二高:里見分校(2〜4階ベランダ手すり取付部にクラック、一部手すりに腐食)
  • 大子清流(2〜3階ベランダ手すり取付部にクラック、立入禁止措置)
  • 小瀬(非常階段の手すりにぐらつき、立入禁止措置)
  • 勝田(教室ベランダ手すり支柱に腐食、クラック・剥離、部室外階段に腐食)
  • 水戸農業(手すりの一部が腐食、空洞化)
  • 水戸工業(教室ベランダ手すり支柱に腐食、クラック、体育館手すり根元に腐食)
  • 水戸聾(体育館手すりにぐらつき、立入禁止措置)
  • 内原養護(体育館手すりにぐらつき、立入禁止措置)

 公明党茨城県議会議員会としては、従前の改修計画を前倒しし、できれば夏休み期間中を利用して危険箇所の改修・補修を行うよう、県当局に求めいていく方針を確認しました。さらに、市町村の小中学校でも、同様の調査を至急実施することを要請しました。