口蹄疫の感染拡大が止まらない中、5月18日、宮崎県の東国原英夫知事は県民に向けて、非常事態宣言を発しました。東国原知事は、「このままでは県の畜産が壊滅する」と、危機感を鮮明にし、消毒を徹底することや不要不急の外出、集会・イベントなどの自粛を呼びかけました。
 反面、感染地域の全頭処分やワクチン接種など、重要な決断をしなくてはならない局面に来ていることに対しては、「検討します」との言葉を繰り返しました。
宮崎県の非常事態宣言
参考写真 本県における「口蹄疫」発生に対し、これまで、発生農場や農業関係者は勿論、国・県・市町村・農業団体等が一丸となって懸命の防疫措置を講じて来ましたが、いまだにその拡大が止まりません。
 このため、ここに県内全域に非常事態宣言を発することに致しました。
 口蹄疫感染拡大を阻止し、一日も早く、撲滅・終息できますよう、県民の皆様並びに県内のあらゆる機関・団体・企業・組織の方々に、一層のご理解・ご協力をお願いするものであります。
  • 不要不急の外出は控えること
  • 家畜・畜舎・えさ・車両等の消毒
  • 畜舎等への出入りは極力控え、出入りする場合はマスク等を着用すること
  • 畜産農家への訪問・接触は差し控えること
  • イベント・大会・集会等は当面延期すること。やむを得ず開催する場合は、出入り口等で消毒など防疫措置を徹底すること
  • 一般車両を含め、車で移動する場合は、消毒ポイントにて消毒を受けること
  • 家庭における手足の洗浄、うがい等を励行すること
  • 公共施設・小売店舗・学校など人が集まる場所では消毒マット等の方法により消毒を徹底すること