参考写真 7月20日、井手よしひろ県議と公明党日立市議団は、日立港に建設が計画されている東京ガスの新エネルギー基地の参考のために、東京ガス根岸工場を視察しました。
 根岸工場は、昭和44年に我が国で初めて液化天然ガス(LNG)を受け入れて、都市ガス製造を開始した東京ガスの基幹工場。1997年には都市ガス業界で初めてISO14001の認証を取得し、積極的に環境管理を推進、環境負荷の低減に努めています。LNGタンク数は、現在13基を数え、首都圏に供給される都市ガスの約40%を生産しています。
参考写真 海外で採取された天然ガスは液化(マイナス162度)されて、専用タンカーで輸入されます。根岸工場では、大規模なタンクに貯蔵し、海水を使って気化・熱量調整したものを「都市ガス」として、導管ネットワークを通じてエンドユーザに供給しています。工場や導管などの主要設備は、阪神・淡路大震災クラスの大地震(震度7)でも十分耐えられる構造になっています。
 視察では、都市ガスの原料であるLNGについて解説されたビデオを視聴した後、原料であるLNGの実物を使った冷熱実験を見学。冷熱を利用したドライアイス製造工場や−60℃の冷凍倉庫の内部を体験。超低温の世界を実感しました。その後、工場内の原料貯蔵タンク、原料を専用タンカーから陸揚げするバース、LNG気化装置等などを視察しました。
 その後、日立シネルギー基地の担当副部長より、日立基地の特徴や具体的な計画について説明を受けました。その後、質疑応答を行い、井手県議から冷熱利用施設の整備計画、日立港の基地から日立支社へのパイプラインの整備計画、大型タンクローリーの配車計画などについて質問がありました。