環境面、市の協力体制など整う、地元サーファーと公明県議の熱意実る
参考写真 「達成感とドキドキ、ワクワクでいっぱいです」――。こう語るのは、茨城県日立市でサーフショップを経営する日立サーフィン連盟(HSA)の井上康則代表。同市にある河原子北浜海岸で8月25日から、日本サーフィン連盟(NSA)主催の「第45回サーフィン選手権大会」が幕を開ける。
 選手権大会が同市で開催されるのは1972年以来2度目。予選を勝ち抜いた約850人が全国から集い、しのぎを削る。アマチュアサーファー最高峰を決める今大会の実現の陰には、井上さんらと手を携えた公明党の井手よしひろ県議の粘り強い取り組みがあった。
 出会いは2002年、井上さんらの大会誘致に向けた熱意に井手議員は心を動かされる。05年からは、共に本格的な招致活動をスタート。市に海岸周辺の施設整備を求める要望書を提出したほか、サーフィンを通じた街おこしを実践する福島県南相馬市を訪れて得た研究成果をもとに、市への提案も重ねた。
 こうした取り組みが実り、07年9月には同海岸に河原子北浜スポーツ広場が完成。護岸改修工事も進むなど、一帯は県内トップクラスのサーフスポットに生まれ変わった。
 昨年7月には、ついにジュニアの全国大会が実現。大会本部や無料駐車場、宿泊施設、市の協力体制など、「これだけ全面的に整った場所は珍しい」との高い評価を勝ち取り、目標としていた同地での本大会開催決定を伝える通知書がNSAから井上さんらのもとに届いた。
 開幕を前に井上さんは、「井手さんの力添えがあってできた大会。海の素晴らしさやスポーツマンシップを見てほしい」と目を輝かせていた。
(2010/8/23付け公明新聞7面より転載)
参考:日本サーフィン連盟(NSA)「第45回サーフィン選手権大会」のHP