11月21日に投開票された千葉県松戸市議選(定数44)では、民主候補が惨敗を喫しました。
 民主党は、県連代表生方幸夫衆院議員の選挙区である松戸市の市議選に、11人の公認候補を擁立しました。その結果は、20代と30代の新顔2人が当選しただけで、現職は党県総支部幹事長を含む4人全員が落選。生方県代表のブログには「せめて、先週末に柳田法務大臣が辞任していたら結果は違ったものになっていたのではないか」と、恨み節が綴られています。
 ちなみに、公明党は公認候補10名が全員当選を果たし、党派別では第一党となりました。
松戸市議選に立候補してくれた民主党候補に詫びるしかない
生方幸夫衆院議員(民主党千葉県連代表)のブログ「生方幸夫・今日の一言」11月22日付けより引用
 昨日、松戸市議会議員選挙が行われました。松戸市は衆議院の選挙区で言うと私の6区と北部の7区とに分れています。今回、6区側では現職一人と新人6人が立候補しました。6人のうち4人は6区の公募に応募して来てくれた人でした。
 結果は公募してきた新人の二人が当選しただけで、後は全員落選ということになってしまいました。7区側は現職3人と新人一人全員が落選の憂き目にあってしまいました。
 選挙の当落ですから原因はいろいろあるでしょう。また候補者本人の事情もあったものと思われますが、やはり最大の敗因は民主党に対する逆風にあったと私は思います。応援で街頭に立っていても、民主党に対する批判を多く聞きました。
 候補者は反応がいいと言っていたのに、結果が着いてこなかったのは、外部的要因、すなわち民主党に対する不満が、候補者にぶつけられたとしか考えられません。せめて、先週末に柳田法務大臣が辞任していたら結果は違ったものになっていたのではないかと考えると、残念でなりません。
 今日もTBSのひるおびで言ったのですが、柳田法務大臣が辞任することは、党内で既に暗黙の了解となっていました。それにもかかわらず、先週末に辞任させずに、土日をまたいで月曜日に辞任させたという意味が分りません。土日のテレビでこの問題が取り上げられ続ければ民主党の支持率が大きな影響を受けます。そうした判断ができないのは何故なのか不思議でなりません。
 候補者はそれぞれが人生を掛けて立候補しています。自分の努力の及ばないことが原因で敗れてしまうのは、本当に申し訳なく思いますし、本人も納得がいかないことでしょう。
<以下略>
 翻って、茨城県では12月12日に県議選が投開票されます(12月3日告示)。
 民主党茨城県連は、昨年の衆院選の大勝と政権交代を受け、2009年10月の連合茨城定期大会で「県議選では全選挙区で候補者擁立。3人区以上の選挙区では2人以上を立てる」と公言しました。その直後に開校した民主党県連の「政治スクール」には、定員15人を大きく上回る40人もの応募がありました。
 しかし、今年7月の参院選で2議席独占に失敗。候補者も定まらず、実際に擁立できたのは36選挙区のうち約半数の20選挙区で公認23人、推薦1人にとどまっています。
 現状の民主党の議席は6。マスコミの関係者からは、二桁の議席が獲得できればよい方では、との声も聞かれます。
 統一地方選の前哨戦としての茨城県議は、今や民主党政権の今後を占う試金石となってきました。
 公明党の公認候補は、井手よしひろ県議も含めて4名ですが、全員当選を果たし、菅政権打倒の大きな突破口を明けていきたいと思います。
参考写真