参考写真 一昨年3月の土浦荒川沖事件、6月の秋葉原連続殺傷事件の悪夢を彷彿させる事件が、また茨城の取手で発生しました。
 12月17日午前7時40分ごろ、JR常磐線取手駅西口ロータリーで、停車していた関東鉄道の路線バス2台に、斎藤勇太容疑者(無職・27歳)男が乗り込み、バスに乗っていた私立江戸川学園取手中・高校の生徒らを文化包丁で切りつけたり殴ったりしました。
 斎藤容疑者は、乗客の男性会社員2人が取り押さえ、急行した取手署員が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
 この事件で、生徒ら14人が軽傷を負いました。
 地元紙(茨城新聞)の報道によると、斎藤容疑者は「不特定の人間を包丁で傷つけたのは間違いない」と容疑を認めている一方、「殺そうとまでは考えていなかった」と、殺意は否認しているとのことです。
 取手市署と取手市消防本部によると、江戸川学園の中学生4人と高校生8人、会社員女性2人の計14人が、包丁で頭や腕を切りつけられたり顔を殴られ、全治3〜1週間の軽いけがを負いました。
 事件の一報を受け、公明党の取手市議団4人は現場に急行。その後、藤井信吾市長と大浦光幸副署長に、駅前交番の機能強化や江戸川学園生徒の精神的サポートの充実を求める緊急要望書を提出しました。
(写真は、事件を伝える茨城新聞の号外)