県北地域の児童・父兄に大きな関心、1600名が参加
参考写真 1月22日、県立日立第一高校(日立一高)の併設型中高一貫校教育に関する説明会が開催され、井手よしひろ県議は地元の議員を代表して出席しました。来年4月の開校時に一期生として入学する小学校5年生の児童とその保護者ら約1600人が詰めかけ、県北の名門校である日立一高の中高一貫教育に対する関心の高さを示しました。
 説明会の冒頭、関口隆司校長(学術博士)は、静電気などの実験を通し、日立一高の「高い志 科学する心 未来を拓く力」との校訓の意味を参加者に語りかけました。
 その後、県教育庁の高校教育課長らが一貫教育の概要を説明しました。6年一貫教育となるために併設中からは原則として日立一高への進学となることや、通学区域は県内全域になること、適性検査(入試選抜試験)はつくば市内の並木中等教育学校の例に準じること、中学課程では給食が提供されることなどを説明しました。一部で話題となっている併設中学校の校名は、現在未定であり6月ごろまでに決める予定で、7月に再び生徒募集のための説明会を開く際には正式に発表したいとしました。
 また、日立一高の助川和由副校長は、55分授業の導入により実質的に事業時間が1割以上充実することや、数学や英語では高校の内容を一部先取りして学習すること中学卒業までに英検の準2級取得を目指すことなど、併設中の特徴を紹介しました。一方、部活動についても「中学生が高校性と一緒に練習できたり、高校入試がないため継続して参加できるのなどが特徴がある」と述べました。
 併設中の募集定員は2学級80人。入学者選抜は面接と適性検査からなる適性検査、調査書や志願理由書などをもとに実施されます。高校は15年度以降は併設中からの生徒も含め、2年時に医学部進学や難関校進学のための「サイエンス科」(2学級)と「普通科」(4学級)を選択できます。

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