東京医科大学で手術支援ロボット“ダヴィンチ”について現地調査

県政報告座談会(市内南高野町)

参考写真 2月7日、井手よしひろ県議と八島いさお県議(土浦市選挙区選出)は、東京医科大学病院産科・婦人科(主任教授:井坂恵一先生)を訪ね、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術を視察しました。
 2005年、東京医科大学では「冠動脈バイパス術」に対する最新の手術方法として、日本ではじめてのロボット支援手術を導入した。
 以後、東京医科大学では、心臓外科、泌尿器科、産科・婦人科、呼吸器外科、消化器外科・小児外科で、ダヴィンチによるロボット手術に積極的に取組んでいます。
 2008年には「根治的前立腺全摘出術における内視鏡下手術用ロボット支援」という名称で、正式に高度医療先進医療として厚生労働省に承認されるなど、日本におけるロボット手術をリードしています。
 ダヴィンチによる手術は、コンソールボックスで医師がモニターを見ながら装置を動かすと、その手の動きがコンピュータを通してロボットのアームに伝わり、手術を行うシステムです。
 井手県議らとの意見交換で、井坂先生はダ・ヴィンチシステムの利点について、以下のように説明されました。
1)ロボットの腕は200度以上回転でき、腹腔鏡手術と比べて稼働域が格段に向上。
2)3D画像で患部を拡大して、毛細血管に至るまで止血しながら手術できるため、従来に比べて出血量が1割以下に抑えられる。
3)患者への負担が少なく、術後3日で退院が可能(合計5日間の入院で退院できます)。
 産科・婦人科の分野でも高度先進医療に承認されれば、一気に多くの病院でダヴィンチが普及する可能性があるのではないかと、井坂先生は語っていました。

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