菅政権初の党首討論、逃げの姿勢に終始

 2月9日、菅直人首相と自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表による党首討論が国会内で行われました。
 党首討論は2010年4月以来で、菅政権発足後は初めてで、民主党政権の国会軽視、逃げ腰の姿勢が露わになりました。
 山口代表は、「ああだ、こうだ、言い訳ばかりで、なぜ実現してないのか、これはもう、国民から見れば実現の見通しがないということははっきりしているんです。ならば、契約に違反した責任を総理としてどうお取りになるか、これを国民に明らかにすべきなんですよ。信頼がなければ、先ほど谷垣総理、総裁からも指摘がありましたが、国民の信頼がなければ、これから大きな改革をやろう、そんなことできるわけないじゃないですか。総理が、この点について、厳しく深く責任を自覚することがなければ国民は到底ついていきませんよ。そのことを厳しく申し上げておきます」と、年金改革などに対する民主党マニフェストの欺瞞性を厳しく指摘し、菅政権は速やかに退陣し、解散総選挙を行うべきと主張しました。