早急に効果的な除染に関するマニュアル作成
参考写真 8月12日、茨城県は北茨城市の協力を得て、北茨城市中郷子どもの家で、放射性物質の除染の実証実験を行いました。
 実験は、表土を削り取ることによって放射線量がどの程度下がるかを調べました。園庭の表土を重機を使って1センチの深さで削り取ったほか、雨で流された放射性物質がたまりやすいとされる雨どいの下や側溝周辺の土については、人力でスコップなどを使って特に重点的に取り除きました。
土を取り除いた後に放射線量を測定したところ、約0.24マイクロシーベルト/時あった放射線量が、0.14マイクロシーベルト/時程度に低下しました。
 茨城県は、8月7日にも守谷市の幼児施設で、同様の実験を行っており、2か所で収集したデータをとりまとめ、比較的線量が低い場所での除染作業の手順などを記したマニュアルを作成する方針です。
 実験に立ち会った県原子力安全対策課長は、「県内で測定される放射線量は健康に影響ないレベルです。しかし、住民や保護者の皆さんの安心やことも達の学習環境を整えるため、効果的な除染作業マニュアルを示したい」と、井手よしひろ県議に語りました。