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 4月11日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員会と公明党茨城県本部女性局のメンバーは、牛久市のつくばセントラル病院(理事長・医院長:竹島徹医師)を訪問。ロボットスーツHAL介護用を実地調査を行いました。
 つくばセントラル病院では、筑波大学の山海嘉之教授によって2004年に設立されたベンチャー企業・サイバーダイン株式会社が開発した、ロボットスーツHAL介護用を導入しました。近年、医療・介護の分野でも、ロボット技術を活用した様々な取り組みが行われていますが、つくばセントラル病院では、リハビリテーションへの部門にロボットの活用を行うことで、患者さんの機能回復の促進を目指しています。
 ロボットスーツHAL介護用は、下肢に障がいのある方々や、脚力が弱くなった方々の筋力の代わりとなり、歩行や立ち上がりなどの動作をアシストします。患者さんの「立ちたい!歩きたい!」という思いに応えることを願って製作された自立動作支援ロボットです。

 ロボットスーツHAL介護用は装着者の意思に従って動きます。体を動かそうとするとき、脳から神経系を通じて体に流れる極微弱な電流(生体電位信号)を、ロボットスーツHAL介護用が、皮膚表面に貼ったセンサーにより検出します。その信号はHALの電脳部(コンピュータ)に送られて解析され、その結果が各関節部のパワーユニットに送られ、自治的に動きます。HAL本体は20キロ近い重量がありますが、装着すれば自立していますので、重さを感じることはありません。
 11日の現地調査では、脳出血で片麻痺に陥った女性のリハビリ治療の模様が公開されました。患者さんは「自分の足で歩行し、階段を上ることが出来ることが何より嬉しい。1時間近くのリハビリだけど疲れることはない。HAL装着後、外してのリハビリも行うが、足の運びがスムーズにある実感がある」などと、ロボットスーツHAL介護用を使ったリハビリの感想を語ってくれました。
参考:サイバーダイン社のHP
参考:つくばセントラル病院のHP