5月21日、茨城県地方港湾審議会が開かれ、鹿島港湾計画の一部を変更する案が承認されました。これは、鹿島港の中央防波堤南側(神栖市)の一部を、「再生可能エネルギー源を利活用する区域」に設定し、洋上風力発電施設の導入を図るというものです。場所は、鹿島港の南東に位置する南海浜地区と南海浜沖地区の一部の海域で、面積が約700ヘクタール。すでに、堤防沿いにはウィンド・パワーによる風車7基が設置され、さらに8基が建設中です。
 今後は、この計画を知事へ答申した後、国の交通政策審議会港湾分科会(7月上旬予定)に諮られることになります。県は並行して、洋上風力発電を事業化する業者を公募する予定です。
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 ウィンド・パワーは約100基程度の風車を設置する大規模洋上風力発電所「新エネメガサイト」の建設を発表しています。ウィンド・パワー社は第1期工事(洋上風力発電施設50基)を、2015年度に稼動させる予定です。
 今年5月よりウィンド・パワー社は、国内で初めて専用工事船を使った洋上風車の建設工事が進めらています。約45億円をかけて、神栖市沖合いに洋上風車8基を建設しています。今まで、日本では本格的な洋上発電用の風車は建設されてきませんでした。建設に当たっては、岸から大型クレーンで建設に当たる工法が一般的でした。しかし、風力発電が盛んなヨーロッパでは、洋上風車は船を使って建設するのが一般的で、今回専用船を使った本格的な洋上での建設工事が行われています。この洋上風車は、2013年春の稼働を目指しています。
 工事の模様は6月1日のNHKニュースでも紹介され、風車の柱を支える長さ25メートルの鋼材を海底に打ち込む作業が放映されました。取材に応じたウィンド・パワーの小松崎衛社長は「洋上風力の需要はさらに高まると思われるので、船による建設を成功させ今後につなげたい」と話していました。
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参考:ウィンド・パワーのホームページ