参考写真 7月24日、東京ガス株式会社は、2015年度の稼働開始を目指し建設の準備を進めていた「日立LNG基地」(茨城港日立港区内第5埠頭)の建設工事に着手しました。
 東京ガスは、2020年に向けた天然ガスの需要の増加に対応した製造・供給インフラの柱の一つとして茨城県日立市の日立港区内にLNG基地を建設するとともに、LNG基地と栃木県真岡市にある既存のパイプラインを接続する「茨城〜栃木幹線」(茨城県日立市〜栃木県真岡市)を2015年度までに敷設する計画を進めています。
 日立LNG基地では、地上式として世界最大規模となる容量23万klのLNGタンクをはじめ、熱量調整用のLPGタンク、外航LNG船の受入設備となる大型桟橋などを建設する予定です。
 東京ガスは、今年6月15日に茨城県議会において、日立LNG基地建設予定地に関する茨城県との売買契約について承認が下されたことを受け、茨城県と正式に売買契約を締結しました。その後、用地の譲受に関する諸手続きを進め、今日から用地の整備作業をスタートさせました。
 2012年秋には、日立LNG基地のLNGタンク、LPGタンク、大型桟橋などの設備の建設工事に着手し、既に2012年1月に栃木県側から着工している「茨城〜栃木幹線」とともに、2015年度の稼働開始を目指します。
日立LNG基地の概要
建設予定地:日立市茨城港日立港区内第5埠頭
設備概要
・LNGタンク(23万kl、地上式1基)
・LPGタンク(5万kl、地上式1基)
・製造施設(LNG気化設備、3基)
・ローリー出荷施設
・大型桟橋(外航LNG船用受入設備) ほか
設備投資額:「茨城〜栃木幹線」を含めた総額で1,200億円程度
今後の主なスケジュール
2012年7月:用地の整備作業着手
2012年秋:設備工事着手
2015年度:稼働開始