高萩市上手綱の県指定文化財のかやぶき古民家「穂積家住宅」で、地元の食材を生かした洋食レストラン『萩の茶屋』が人気です。東日本大震災以後、観光客が落ち込んでいる県北地域の活性化を狙い、高萩市が仕掛けました。
 昨年は10月〜12月の2カ月間、県が人気パティシエの鎧塚俊彦氏がプロデュースしたカフェを穂積家住宅で開店。期間中、県内外から1万2600人(一日平均220人)が訪れ、大好評を博しました。
 昨年の成功を受けて、高萩市は観光名所・花貫渓谷への観光客が増える紅葉シーズンに再び穂積家住宅を利用した飲食店の出店を企画。地元で人気のハム製造会社「五浦ハム」に協力を求めて実現にこぎ着けました。
 メニューは14種類。地元の高級肉「常陸牛」がメインに使われています。常陸牛モモステーキ(1600円)、常陸牛ハンバーグ(1200円)は、ボリューム感が一杯、ライスやスープ、ケーキがセットで付く、大満足のメニューです。長さ約30センチのソーセージをパンに挟んだ豚ドッグ(400円)やぜんざい(400円)といった軽食メニューもあります。サザコーヒー(300円)やノンアルコールビール(300円)などの喫茶メニューも取りそろえています。
 店の営業は11月25日まで。11月2、3日と毎週月曜は休業です。営業時間は、午前10時〜午後4時。全60席。常磐道高萩インターチェンジから車で5分程度。平日のお昼時はかなり混み合いますので、予約をしてお出かけいただくのがベターです。高萩「萩の茶屋」0293(22)3910。

より大きな地図で 高萩市穂積家住宅 を表示