茨城県警、5年で61カ所整備計画を発表
参考写真 12月19日、茨城県警本部は、通学路を含む生活道路の交通安全対策として、今後5年間で「ゾーン30」を61箇所、指定する方針を明らかにしました。
 「ゾーン30」とは、市街地の住宅街など生活道路が密集する区域の交通安全対策として、車の最高速度を一律時速30キロに制限して、大型自動車の通行を禁止、路側帯の整備などを行うものです。「ゾーン30」は、路線ごとではなく住宅地などの一定区域をまとめて規制し、交通事故抑止を図る取り組みです。
 警察庁は2016年度末までに全国約3000カ所の整備を目指しています。既にドイツやオランダなど欧州で導入が進んでいます。
 県警では、地域住民の要望が強い区域を優先し、「ゾーン30」の指定を着実に進めたいとしています。今年度は、以下の10箇所に「ゾーン30」を整備します。
No整備予定箇所
水戸市城東2〜4丁目の一部
ひたちなか市東大島4丁目、外野1丁目の一部
日立市塙山町1、2丁目の一部
鹿嶋市宮中の一部
阿見町阿見(西郷地区)の一部
土浦市文京町、田中1丁目の一部
石岡市東石岡4、5丁目、旭台1丁目の一部
つくば市花園、花室地区の一部
結城市大字結城の一部
10守谷市松ヶ丘1丁目、けやき台5丁目の一部
参考写真
 「ゾーン30」の指定が予定されている日立市の塙山団地内の道路。住宅地ですが、日立市の南部地域と多賀地区を結ぶ山側道路への進入路が団地内を貫流しているため、通過車両が多いのが特徴です。
 山側道路の全線供用開始と共に「ゾーン30」に指定され、団地内が30キロ規制となります。