参考写真 12月25日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員会は、つくば市天久保の筑波大学病院を訪れ、五十嵐徹也病院長らの案内で新たにオープンする新病棟「けやき棟」を視察しました。
 「けやき棟」の建設に当たっては、国立大学系の付属病院では初めて本格的なPFIを活用して建設されました。23年間にわたりる総事業費は約1200億円強、業務実施事業者である「つくばネクストパートナーズ」と包括的な契約を結び、運営していきます。
 新病棟は、建築面積約7122m2、延べ床面積約4万5746m2。地上12階地下1階で、免震装置と非常用発電機を備えています。屋上にはドクターへリ用のヘリポートが設置されています。建築総工費は約305億円。最新の医療機器に計約60億円を投じました。
 外科手術中の患者を動かさずに撮影できる移動式MRI(磁気共鳴画像装置)を国内で初めて導入したほか、脳や心臓の手術を行いながら同時に血管の状態をモニターに映し出せる手術室など、最新の医療機器を備えています。
 病床数は計611床で、これまで5床ずつだった相部屋は各4床になり、大きな窓を配し開放的な病室となっています。また、個室(差額ベット)も充実させ、患者の多様なニーズに対応しました。
 さらに、病院ロビーにも大規模災害時にはベットになるソファーを配したり、通路にも酸素や麻酔ガスなどを供給できる設備を確保しました。
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