参考写真 平成17年3月、利用者の減少や施設の老朽化などにより、常陸太田と日立市鮎川を結んでいた日立電鉄線が、多くの市民に惜しまれながら廃線となりました。それから、8年を経て、平成25年3月25日から電鉄線は、日立市の新交通システム『ひたちBRT』として生まれ変わることになりました。
 日立電鉄線跡地の活用については、2009年に「日立電鉄線跡地活用整備基本構想」、11年に「新交通導入計画」が策定されました。バス交通をベースとする定時性に優れたバス高速輸送システム(BRT=Bus・Rapid・Transit)の導入が進められています。第鬼区間である久慈地区から大みか駅間については、3月24日に、開通式(午前11時から、日立港再開発用地)が行われ、翌25日始発から運行が始まることになりました。
 BRTの運行に当たっては、ハイブリッドバス等を導入し、バスのデザインは公募作品を採用するほか、バスの接近などを案内する運行管理システムも併せて導入する予定です。BRTは、新たな公共交通機関として全国的に注目されています。地域の交通手段の確保とともに南部地区の活性化に、期待が大きく膨らんでいます。
 今回供用開始されるのは、第I期区間の日立港再開発地区〜JR大甕駅東口駅前広場間の3.2km。この内、BRTの専用路区間は1.3kmです。この間に、住民の利便性を考慮し11の停留所が設置されます。

より大きな地図で ひたちBRT第一期ルート を表示

 バスの運行は日立電鉄交通サービスが行い、2台の専用バス(大型ハイブリッドバスと中型ディーゼルバス)を導入します。日立の海(ブルー)とさくら(ピンク)をモチーフにデザインされます。
参考写真
 運行ダイヤは、平日72本(36往復、5:50〜22:45)、土日祝日は48本(24往復、6:35〜20:50)。おさかなセンター=大みか間を10分で結びます。料金は、大みか〜久慈浜で180円、大みか〜おさかなセンターは200円です。学生の通学定期には区間限定で大幅割引を導入します。定期運賃は1カ月1000円です。
 「ひたちBRT」は、バス専用線と一般道路を併用するために、一般道路との交差部には遮断機が設置されます。また、専用線部はバス同士のすれ違いは出来ないため、停留所並びに待避所が約300メートル間隔で設置されます。遮断機やすれ違いを管理するシステム、さらに各停留所にバスの到着時間を知らせる車載タグを使用した最新システムが導入されます。