全国の繰り上げ投票の割合 昨日(6月26日)のこのブログで、茨城県内では7割を超える投票会場で、参院選の投票が繰り上げられる実態をご紹介しました。これに対して、多くの方から「国民の基本的な基本的な権利である“投票権”を制限することにはならないか」とのご意見をいただきました。
 こうしたご意見をもとに、中央選管に対して全国都道府県の国政選挙における繰り上げ投票(一部、開始時刻を遅らせる繰り下げ投票も含む)の実態を照会しました。7月21日に行われる参院選の状況はまだまとまっていないとの回答で、昨年12月の衆院選の結果報告を受けました。
 それによると、都道府県毎に繰り上げ投票の状況は、大きな差があることが判明しました。福島県はすべての投票場で18:00までの繰り上げ投票となっています。群馬県、鹿児島県、高知県、秋田県、島根県などが8割を超える投票場で繰り上げ投票が行われています。
 反対に、大都市部を中心に千葉県、神奈川県、大阪府、東京都、愛知県などが一部の遠隔地を除いて、すべての投票場で20:00までの投票を行っています。
 全国平均は33.5%で、3分の1の投票場で繰り上げ投票が行われていました。
 さらに、繰り上げ投票を行う投票場は増える傾向があり、茨城県は昨年の衆院選時は54.3%でしたが、この夏の参院選では73.9%と、2割近く(281会場)増えています。
 手間を出来るだけ少なくしたい、経費を節減したいという、行政側の都合で、投票時間が短くされていくことは妥当なのか、改めて皆さまのお考えをお伺いしたいと思います。
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