小児マル福拡充:入院は中学3年生、外来は小学6年まで助成
児童・生徒 2月10日、平成26年度当初予算案の概要説明が、県議会各会派の代表に行われました。井手よしひろ県議は榊真一副知事より、約1時間にわたり当初予算の編成方針や主な事業、提出予定の条例、県庁組織の改正などのについて説明を受けました。
 平成26年度の予算規模は1兆900億円程度で、平成25年度当初予算に比べると1.1%の増となります。東日本大震災復興関連予算1043億円が盛り込まれたため、予算全体を押し上げました。震災関連事業を除く前年比はマイナス0.3%となっています。
 県議会公明党の主張が認められた主な事業では、小児医療費助成事業や少人数学級の拡充、高齢者健康アップ優待カードの創設、特別支援学校へのエアコン導入、いばらき農産物の輸出促進事業などの予算が認められました。また、防災情報ネットワークシステムの再整備やいばキラTVの充実にも今年度以上の予算がつけられる見込みです。
 県北地域の振興策として、ビジネス創出支援事業、インターシップ促進事業、特産物振興事業、アートフェスティバル準備事業など幅広い新規事業を盛り込まれました。バンジージャンプなどのアウトドア魅力発信事業や水郡線のSL運行事業などにも予算化されます。さらに、県北振興を進める体制整備も行われます。新たに次長級の県北振興監が設置され、そのもとに県北振興室が県北振興課に格上げされます。
【平成26年度当初予算】公明党が推進した主な事業
  • 東日本大震災からの復興、防災体制の強化:1043億円
  • 防災情報ネットワークシステム再整備:33億4800万円
  • 小児医療費助成事業(小学校3年生までの医療費無料化を入院は中学校卒業まで、外来は小学校卒業まで拡大する。10月より実施予定):24億円
  • 少人数学級拡充プラン(小学校全学年、中学校1年生を35人以下学級に):10億5500万円
  • 特別支援学校施設整備(不足教室整備、普通教室へのエアコン設置):5億6500万円
  • 「茨城マルシェ」運営事業:1億800万円
  • 「いばキラTV」運営事業:2億3900万円
  • 中小企業海外進出支援事業(ジェトロ県内誘致):1600万円
  • いばらき農産物輸出拡大事業:1100万円
  • 「いばらき新産業創出ファンド」への出資:2億円
  • 茨城福祉医療センター運営事業:2億5000万円
  • 高齢者健康アップ優待制度(買い物割引優待カードの創設):700万円

【平成26年度当初予算】県北地域の振興策
  • 次長級の県北振興監を設置。県北振興室が県北振興課に格上げ
  • 県北地域ビジネス創出支援事業(県北地域の資源を活用した起業者育成講座や優れた提案への活動経費の支援等):2000万円
  • アイデア提案型インターンシップ促進事業(若者のアイデアを期待する県北地域の企業と都市部の学生等とのマッチング):1000万円
  • 県北特産品振興事業守(首都圏での常陸秋そばのPRや県北地域の特産品開発等の検討会の開催):400万円
  • 県北アートフェスティパル開催準備等事業(アートフェスティパルの開催準備や公募アーテイストへの創作活動の支援):400万円
  • 県北アウトドア魅力発信事業(県北地域におけるアウトドアスポーツのPRや利用ポイント制の導入):900万円
  • 水郡線SL運行・沿線活性化推進事業(水郡線全線開通80周年を契機とした沿線活性化のためのSL運行への支援):1000万円