森田実氏とに記念撮影 2月23日、第三文明社主催の森田実氏の講演会に参加しました。講演前のお忙しい中にもかかわらず、懇談の機会をいただき、記念の写真までとっていただきました。
 森田氏は講演で、日本の政治と現状と平和を守ることの重要さを強調し、以下のように語りました。
  • 格差が広がる社会、二重社会が広がってくると、民衆の不満が鬱積してきます。すると、一国の指導者はその不満を外に向けようとする。他国を悪者し、やがては戦争をする。私は大きな戦争は回避できるとしても、小さな戦争が繰り返されるようになることが心配です。
  • 戦争というものは、絶えず、戦争になることを回避するような努力を積み重ねていくことが必要なんです。細心の注意を持って戦争の火種を摘み取る努力が必要なんです。どこかで、(戦争を回避する努力を)辞めてしまって、あいつら悪いやつだ、酷いやつだと言い始めると、それがみんなを興奮させ始めると、私は極めて危険な状態になると思います。
  • 民族が違えば、考え方も、習慣も違います。相手が悪いことをあげつらえばきりがありません。しかしながら、今どうでしょう。日本と中国、韓国が、どちらかの兵士が常軌を逸して弾を一発打ったらどうなるでしょうか?一発の銃弾に、相手は撃ち返しますよ。それを止める、両方の話し合いのパイプができていない。昨年の1月、公明党の山口那津男代表が中国にわたって、習近平総書記と会いました。会った時に、「そうしたこと(不測の事態)をしないことにしましょう」と、約束した。その後私は、山口さんのつくった道を広げてくださいと、自民の首脳にも話しましたが、「相手が悪いんだ」「相手が頭を下げてこないんだ」というばかりで話が進まない。かなり危険な状況です。
  • 安倍政権は集団的自衛権を閣議の決定で見直そうとしています。日本は憲法で戦争放棄を謳っています。国と国との争い事の解決に武力を使わないということです。これを見直すことは、憲法の精神に反するのではないかと非常に心配しています。ここでも公明党の役割は非常大きくなると思います。