茨城空港展望デッキ
 茨城空港の展望デッキの偏光ガラスが、今月中に撤去されることになりました。
 2010年3月の開港以来設置されていた茨城空港のターミナルビル、2階の展望デッキの偏光ガラス(曇りガラス)が、2013年度内に透明化されます。利用客から「飛行機が見えない」などの苦情が寄せられていたことから、開港当初から県議会などでも何度も取り上げられてきました。
 今回長年の防衛省が県との協議がまとまり、ターミナルビルを管理する県開発公社は、本年度補正予算に改修費約800万円を盛り込みました。来週にも着工することになります。
 茨城空港ターミナルビルの展望デッキは、滑走路に向かって右側を見ると透明、左側を見ると白く曇るガラス(偏光ガラス)が設置されています。左側には主に航空自衛隊百里基地があり、戦闘機の格納庫などがあるためと言われています。
 県空港対策課によると、曇りガラスは民間共用となる百里飛行場に配慮する形で導入されました。全く見えないように壁を設置する案なども検討されたが、片側が見えない偏光ガラスが採用されました。
 井手よしひろ県議は、開港まもない2010年9月の県議会総務企画委員会で、偏光ガラスの透明化に触れて「偏光ガラスが撤去できないというのは、どう考えても、これはよくわからない。茨城県から正式な場で、あの偏光ガラスについては、利用者、見学者から苦情が多いということは航空自衛隊にお話したことがあるのか」と、県の対応を質しました。
 3月中旬から改修工事が始まり、偏光ガラス(縦120×横150cm)計73枚を一日数枚ずつ交換し、1週間程度で終わる予定です。作業中も見学に支障はありません。改修費の800万円には新たな監視カメラや照明などの整備費も含まれます。空港ビルを管理する開発公社の予算で整備されますので、税金の出費はありません。
平成22年総務企画常任委員会での発言
◯井手よしひろ委員(2010.09.13)
茨城空港展望デッキ偏光ガラス 2階の展望デッキの偏光ガラスの件にしても、百里飛行場の周りに毎日のように張りついて、大きな望遠のカメラを向けている方々をよく知っています。あの方々はどういうふうにして写真を撮っているかというと、自衛隊の航空無線を傍受をして、何時何分にどの機長が運転をする、どの飛行機が訓練飛行を始めるかというものを本当に正確に把握をして、きょうはこの飛行機が5分おくれたとかというところまで把握しながら写真を撮り続けている方もたくさんいらっしゃいます。ムービーを撮っている方もいらっしゃいます。そういう方々は、金網越しに、本当に大口径の望遠レンズで撮っていますから、格納庫の中の一挙手一投足まで彼らは撮っています。
 そういう現実があるのに、偏光ガラスが撤去できないというのは、どう考えても、これはよくわからないのです。茨城県から、正式な場で。あの偏光ガラスについては、利用者、見学者から苦情が多いということは航空自衛隊の方にお話しをいただいたということはございますか。
 もちろん、それが防衛上ということであれば、百里基地の重要性というのは私どもも理解をしているわけでございますけれども、少なくとも、県民の多くは来場者の多くは、あそこの偏光ガラスをとってもらえないかということは思っているわけですから、あの入り口のところに署名簿でも置いて、偏光ガラスを撤去する署名というのを集めようかなと思うくらいです。
 本当に(利用者の苦情が、防衛省に)伝わっているのか伝わっていないのか、甚だ疑問です。本当にはれものにさわるように慎重に慎重に交渉されているのはもちろん大事ですけれども、私たち議会や利用者の声というものをどうか何か伝えるすべがないのかなというふうに思っております。