青森・岩手県外調査<第2日>

青森県横浜町の「菜の花フェスティバル」を視察

日本原燃再処理施設を視察、幹部社員と意見交換

青森県七戸町・金子ファームを視察

青森・八戸市の活性化対策“屋台村”を視察

横浜町“菜の花フェスティバル”
青森・岩手県の県外調査2日目。六ケ所村の日本原燃に向かう前に、横浜町の菜の花フェスティバル会場を視察しました。
青森県横浜町は、陸奥湾と釜臥山を望む斜面に菜の花が咲く最高のロケーションが自慢。日本一の菜の花栽培面積を誇ります。
5月の開花時期には全国から毎年数万人が訪れすっかり町の観光の主役になりました。
菜の花は本来ジャガイモの裏作として栽培されてきた換金作物です。最盛期750ヘクタールあった畑も、2010年には100ヘクタールになり、そのぶん耕作放棄地・荒廃農地が増加していました。
ここに「菜の花トラスト」運動がはじまりました。
農業人口の減少や、安価な外国産菜種の影響で、減り続ける菜の花畑を守り育てようと、2002年3月、町の有志7名の呼びかけで、同月43名の会員をもって「菜の花トラストin横浜町」が設立されました。
はじめは地元小中学生を交えた農業体験プログラム「休耕地を菜の花畑にプロジェクト」の継続をしながら、休耕地に菜の花を咲かせること、そしてそこで収穫した菜種から搾った国産菜種油のファンを増やすこと、それが活動の両輪でした。
全国に支援を呼びかけ、3年越しで食用菜種油の生産が実現。2007年4月には非焙煎一番搾りの菜種油「御なたね油」を発売されました。
横浜町の景観を守るために
菜の花トラストin横浜町は、2002年以来10年間、貴重な日本の歴史的農村風景である横浜町の菜の花を守り育てることを目的に、次の活動をしています。
1.菜種の作付け、農家委託、借地した農地や休耕地での作付け
2.親睦や交流を含めた農業体験活動
3.横浜町産100%の菜種油の搾油・販売
4.その他、横浜町の菜の花をまもり育てることに必要な活動
5月第三周の土曜、日曜には「菜の花フェスティバル」が開催され、マラソン大会をメインイベントに、横浜町は大いに盛り上がります。

歩数【1000】歩・移動距離【215】km