ハッスル黄門 茨城県は今年12月から、65才以上の高齢者がスーパーや飲食店でカードを提示すると特典を受けられる「高齢者優待制度」をスタートします。これは、公明党の高崎進県議が一貫して導入を推進してきたものです。
 高齢者優待制度は、高齢者にさまざまな特典が付いたカード「いばらきシニアカード」を配布することで、外出を促し、介護予防や健康増進、ひきこもり防止につなげることが狙いです。
 配布対象は、県内在住の65歳以上の一人暮らしの高齢者と、希望する全ての高齢者。11月末から、市町村の高齢福祉担当の窓口や、地域包括支援センターで受け取ることができます。このカードを協賛店舗で提示することで、料金割引やポイント加算、飲み物サービス、粗品進呈などの特典が受けられます。
 また、カードの裏面には、連絡先や血液型、かかりつけ医などの記入欄を設け、緊急連絡用としても活用されます。
 現在、協賛店舗を募集中。2007年にスタートした子育て家庭優待制度「いばらきKidsClub」カードの協賛店舗数が4926(8月28日現在)と好評を博しているため、多くの協力が得られ、地域活性化にもつながると期待されています。
 こうした取り組みについては、高崎県議が2012年3月定例会で、「高齢者の積極的な外出を促すことで健康維持にもなり、経済の活性化に結び付くことも期待できるカードを、県でも導入するべきだ」と訴えていました。