実践型インターシップ 3月13日、県議会総務企画委員会開催され、知事直轄部門、企画部門の平成26年度補正予算、27年度当初予算について活発な議論が交わされました。
 井手よしひろ県議は、県北地域の振興策について、県北振興課に対して質問、提案を行いました。
 特に、今年度から新たに始まった「茨城版地域おこし協力隊」「アイデア提案型インターンシップ促進事業」について、実際にインターンシップの現場3箇所を訪問した結果を踏まえ、その充実を訴えました。

実践型インターシップの現場:龍崎工務店、日立ゴルフクラブを訪問
 委員会質問に先立ち2月25日、井手県議は、県が進める「実践型インターンシップ」を受入れた常陸大宮市の龍崎工務店、日立市の日立ゴルフクラブを訪れ、インターンとして学ぶ学生と直接意見交換を行いました。
 「実践型インターンミップ」は、井手県議らの提案によってスタートした県北振興策の一環。茨城型地域起こし協力隊として招いた2名の青年(EPOCH)が橋渡しをして、県北地域の特色ある企業と全国の大学生を結び、1ヶ月程度職場で具体的な課題に取り組んでもらう仕組みです。地元企業には若い新鮮な発想で様々なアイデアの提案を受けてもらうことが出来ますし、学生の感性により新鮮な情報が全国に発信され、茨城の魅力を知っていただく一助になることが期待されています。
実践型インターンシップ
 常陸大宮市の龍崎工務店では、山梨県出身で都内に住む大学一年の女性Aさんがインターンとして活躍しています。森林資源を活かしたまち起こしを目指す「木の駅プロジェクト」などの情報を発信するホームページ作成を課題としています。Aさんは「単に見てきれいなホームページを作るのが目的ではなく、地域の魅力を住民の生の声を生かして紹介できるようなホームページを作りたい」と語ってくれました。そのため、まず地域住民からの聴き取りを行っています。2年間、ボランティアに携わって住民の皆さんとの取材をくりかえしているとのことでした。「どちらかというと人見知りの激しい方なので、本当に貴重な体験をさせていただいています」と笑顔で話していました。どのような、ホームページが出来上がるか、たのしみです。
 日立ゴルフクラブでは、地元茨城大学の工学部3年生B君から様々話を聞きました。B君は理系でありながら営業職を希望。3月からは本格的な就活がスタートするのですが、ゴルフ場で様々な新たな出会いを経験したいとインターシップに応募しました。B君の会社でのミッションは、大学のゴルフ部の合宿など、新たなお客様の集客を図ること。実際に、東京の大学のゴルフ同好会に営業活動を行うなど、新たな挑戦に燃えていました。ゴルフ場にインターシップに来たからには、ゴルフも勉強したいと、支配人に特訓を受けているとのことでした。
 今回の「実践型インターンシップ」の活動報告会が、3月27日に行われることになりました。この茨城県の新たなの取り組みに興味のある方は、是非、ご来場ください。
茨城実践型インターンシップ成果報告会
日時:3月27日(金)13:30〜16:00(13:00開場)
場所:茨城県常陸太田合同庁舎3F大会議室
参考:えぽっく(茨城版地域おこし協力隊)