7月3日、来年5月の伊勢志摩サミット(G7サミット)にあわせて開催される閣僚会合について、政府は、科学技術担当大臣会合をつくば市で開くことを、今日の閣議で正式に決定しました。
つくば市 記者会見した茨城県の橋本知事は、「茨城や『つくば』の知名度を上げる良いチャンスだ。各国の閣僚にロボットなどの先端技術のほか、茨城の自然や歴史なども知ってもらえるような対応をしていきたい」と述べ、出席する閣僚による県内視察の実施などについて、政府と連携して検討を進めていく考えを示しました。
 サミットに関係する閣僚級の会合が県内で開かれるのは今回が初めてです。
 閣僚会合の会場について政府の決定はありませんが、設備の充実度などからつくば市竹園の「つくば国際会議場」となると思われます。
 また、閣僚会合が宿泊を伴って数日間、開催される可能性もあることから、県は、国の交付金を活用して、つくば市内の一部のホテルや旅館の改修にかかる費用を補助することにしています。
山口那津男代表に報告
 この日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員会(田村けい子県議、八島功男県議)とつくば市議会公明党議員会(小野泰宏市議、浜中勝美市議、山本美和市議)は、菅義偉官房長官と山口那津男公明党代表を首相官邸と国会に訪れ、つくばでの科学技術担当大臣会合の開催に関して、御礼とさらなる支援を要請しました。
 席上、菅官房長官は「地方創生の意味合いから、できるだけ東京から遠い地域で、バランスよく開催することに配慮しました。東京から一番近いつくばが、開催予定地に決まったのは、地元の皆様の熱い気持ちが伝わったからです」と語りました。井手県議は「つくばは単に科学技術が集約しているだけではなく、豊かな環境や自然、農産物などバランス良く発達しています。世界の首脳に、茨城の良さ、つくばの素晴らしさを実感していただけるよう、万全の体制でお迎えします」と開催への決意を述べました。
 茨城県議会公明党は、3月県議会で地元の田村県議が、大臣会合の誘致促進を強く橋本知事に要望するなど、実現に向け積極的に働きかけてきました。