前橋市での藻谷浩介氏の講演会 9月5日、井手よしひろ県議は、群馬県の県庁所在地である前橋市を訪れ、”里山資本主義”を提唱する藻谷浩介氏(日本総合研究所調査部主席研究員、日本政策投資銀行地域企画部特別顧問、地域エコノミスト)の講演を伺いました。
 前橋市でも人口減少社会・超高齢化社会が、大きな課題になっています。このままでいけば、現在約33万5000人いる住民が、2060年には22万人と10万人以上減り、人口は3分の2になると試算されています。
 藻谷氏は、同じ人口減少都市であっても、その内容が問題。高齢者が爆発的に増え、現役世帯、若い世帯が減っているのが大きな課題であると強調しました。
 前橋市の年少人口(15歳未満)、生産年齢人口(15歳以上〜65歳未満)、老年人口(65歳以上)の三分類における、年度別の2010年の人口を基準にその増減を推計すると、総人口は82%となりますが後年人口は130%と増加します。
 参考のために、日立市の試算値を見ると、総人口は73%、老年人口は115%となります。
 一方、東京都の世田谷区と比べると、総人口は98%とほぼ現状維持ですが、老年人口は170%と大幅に増加します。
藻谷啓介氏の講演 この東京圏で爆発的に増える高齢者の医療や介護の体制をいかに確保するかが、大きな課題になります。反面、前橋は東京よりもの高齢者の増加は緩やかですので、その分、子育て支援や若者の定住(移住)促進に力を入れていく必要があることがわかります。日立市は橋よりも、先に高齢化社会を迎えます。しかし、その対応は、前橋よりも子育て、若者支援に力点を置くべきではないでしょうか。
 一つの提案として藻谷氏は、前橋市民がそのモノの支出の1%を地域内で生産されるもに使ったならば、年間で38億円が地域経済に回る。前橋市民がガソリンなどのエネルギー消費を1%減らせば、14億円生み出すことができる。こうしたことによって、1300人分の新たな雇用を創出できる(働き盛りの人口を増やすことができる)と訴えました。

前橋市の人口予測


日立市の人口予測


世田谷区の人口予測


藻谷啓介氏の講演