公明党の2市議、被災者の生活再建に奔走
常総市の公明党市議 台風18号の大雨の影響で大きな被害を受けた茨城県常総市。地元の公明党議員は、被災者の生活再建を支援するために全力で奔走しています。
 常総市は、鬼怒川の堤防決壊などで、約1万1000棟が浸水被害に遭いました。浸水した面積は、市街地や田畑など最大で約40平方キロメートルに及び、2人の尊い命が奪われました。浸水はおおむね引いたものの、1000人以上が市内外での避難生活を続けています。
 公明党の中島亨一、遠藤正信の両市議は、堤防が決壊した9月10日から、避難者や住民たちへの激励や支援に奔走。一人一人の話に耳を傾け、公明党の国会議員や県議と共に、復旧・復興へ全力を注いでいます。
 復旧の途上で現れた課題が、泥水をかぶった家財や衣類などの後始末です。水海道天満町地区にある駐車場では、災害廃棄物が一時、山積みの状態に。近くに住む主婦(63)は「臭いがきつい。ほこりもひどく窓を開けられない」と訴えました。中島市議は、市当局や県警と連携し、こうした災害廃棄物の置き場の確保や迅速な撤去、不法投棄を防ぐパトロールの強化を図っています。
一方、避難生活の長期化の恐れも出ています。決壊した堤防から約3キロ離れた三坂新田地区。高さ約1.5メートルまで浸水した自宅の片付けを進めていた山崎信子さん(70)は「中はめちゃくちゃ。家電や家具など全てだめになった。ここで暮らせるのは当分先です」と悩みを相談。遠藤市議は、公的な支援を受けられるよう、罹災証明や被災証明などの申請について丁寧に案内しながら、住民一人一人の生活再建に向けた最善策を練っています。
常総市内の避難所を3箇所に統合、被災者の生活再建に逆行!
あすなろの里 9月26日、高杉徹常総市長は、被災した市民が避難している市内外の避難所数を27日以降、現在の20か所から3〜5か所程度に統合していく考えを示したことが報道されています。つくばみらい市に2か所ある避難所も26日、1か所に統合されました。
 報道によると、高杉市長は「避難者はこれからも減っていく。学校も再開し、学校の体育館などを使うことは出来ない」として、「2週間がたち、避難者ニーズの調整の段階に入っていくことになる」と避難所集約の理由を説明をしました。
 27日、井手よしひろ県議は、こうした報道を受けて被災者が集約される「あすなろの里」に現地調査しました。たしかに、青少年の宿泊研修施設である「あすなろの里」は、畳の部屋やお風呂(展望風呂)など施設は充実しています。しかし、常総市といっても坂東市との境に近く、ここに入所した方は車なしには市街地(被災したご自宅)に行くことはできません。住み慣れた地域から遠く離れて、この時期に避難所を集約することの意味を理解できません。常総市は避難している方の意志を最大に尊重して避難所の運営を行うべきです。
 常総市によると、27日に豊岡小学校、水海道小学校、市役所議会棟の避難所があすなろの里の統合されました。今後、菅生公民館、きぬふれあいセンター、豊岡公民館、ふれあい館は、水海道総合体育館に統合される予定です。石下地区では、27日に石下西中学校、地域交流センターが石下総合体育館に統合されました。