あすなろの里 9月27日、常総市は市外の避難所について、10月15日頃をめどに閉鎖する方針を明らかにしました。つくば市、つくばみらい市など市外に身を寄せる市民は、今後、市内の避難所などに移ることになります。
 ただ、市内よりも市外にいる避難者が多い上、市外の避難所で移動を経験している市民もおり、意向の聞き取りや、受け入れ先となる避難所の市民への慎重な配慮が求められます。
 読売新聞の報道によると27日午後6時現在、市内の避難所には374人が避難しています。一方、市外では、つくば市に198人、つくばみらい市に172人、守谷市に41人、下妻市に17人の計428人が避難しています。
 常総市には他市から、「いつ頃まで避難所として使われますか」という問い合わせもあるといわれています。常総市は「市外のほうが設備面で充実しているという話も聞く」とする一方、「協力してくれる自治体にも事情があり、いつまでもお世話になるわけにはいかない」と話しています。
 市外の避難所を巡っては、26日に総合福祉施設きらくやまふれあいの丘(つくばみらい市)の避難所が閉鎖されました。
 30日には豊里体育館(つくば市高野)も閉鎖し、豊里交流センター(同)に統合されます。
 また、市内の避難所も27日、水海道地区では3か所が閉鎖されました。計65人があすなろの里に移りました。石下地区でも3か所が閉鎖され、計13人が石下総合体育館に移動しています。
 市は復旧を加速させるため、通常業務やほかの被災者支援に人手を確保したい考えです。今後も避難者数の推移を踏まえ、避難所の縮小、統合を進めていく方針です。
避難所の状況
 こうした方針が、この時期に唐突に打ち出されていることに疑問を感じます。
 昨日、あすなろの里を実際に訪問して、畳の部屋や展望風呂、食堂などの充実した施設は確認してきました。しかし、なによりも住み慣れた被災者の自宅からかなりの距離があることが心配です。自宅の片付けや復旧など、自動車などの移動方法がない被災者にとっては、この避難所はあたかも“島流し”のようです。被災者の意向調査、納得が充分に得られているのか心配です。
 今までも、地元市議が自費でレンタカーを借りて、移動のボランティアを行ってくれていたと聞きました。
 常総市には、最低限1時間に1本程度の市街地との連絡バス(循環バス)の運行を強く求めます。