第3次安倍改造内閣で新たに就任した石井啓一国土交通大臣が、10月11日、土浦市民会館で開かれた公明党時局講演会で、就任にあたっての抱負を披瀝しました。
 冒頭、石井啓一国交大臣は、第3次安倍改造内閣で太田昭宏前大臣の後を受け、公明党を代表して入閣したことに対し、長年のご支援に深く感謝の意を表しました。
 その上で、国土交通省の所掌範囲の広さを紹介。2年9ヶ月にわたる太田前大臣の実績を引き継いで一歩前進させていきたいと決意を述べました。
講演する石井啓一国交大臣 大震災からの復興に全力で取り組むとして、まちづくりと住まいに復興を支援していきたいと語りました。また、自然災害への対策を重要性を強調し、今般の鬼怒川の災害に関して、決壊・越水した場所ばかりでなく、5年かけて集中的に整備を行うことを表明しました。さらに、防災・減災対策については、「災害は施設の整備を待ってくれない。防災意識の向上や避難の迅速化といったソフト面の対策とハード面の対策を適切に組み合わせることが、ますます重要になってくる」と指摘しました。
 一方、コンパクトタウン構想にふれ、少子高齢化社会に対応する小さなまちづくりに取り組み姿勢を明らかにしました。この日の午後、中川土浦市長から要望を受けたことを紹介し、地元の要望実現に努力すると語りました。
 結びに石井国交大臣は、「公明党は現場の政党です。現場の皆様の声をしっかり受け止めて、地方議員と国会議員のネットワークで政策を実現する政党です。私は公明党出身という特徴を生かして、現場、大衆のモットーを大事にして、国土交通省の行政を、皆さんの希望に添えるように進めていきたい」と語りました。