2月3日、衆院予算委員会は安倍晋三首相らが出席して2016年度予算案に関する基本的質疑を行い、公明党から石田祝稔政調会長、赤羽一嘉政務調査会長代理が質問に立ちました。
 石田政調会長は、日本共産党が配布している「学費値上げビラ」について、政府の見解をただしました。
 これに対し安倍首相は「決まってないことを運動するというのはデマゴーグである。(事実に反して)印象操作し惑わせるチラシだ。公党として訂正すべきだ」と答弁しました。
共産党のデマチラシ 昨年、大学の自己収入を1.6%増やすという財政審の答申に対し、共産党議員が質問。「これをすべて授業料値上げでまかなうと、将来いくらになりますか?」との仮定の質問を行いました。
 この質問に対し文科省は、「計算すると16年後に93万円ですが、そんなことはあり得ないし文科省も考えていない」とはっきり答弁しました。
 ところが、共産党はなんとその数字を持ち出して、いかにも決まったかのようなビラを作成し、「史上最悪」、「スットップさせましょう」と、学生に配っています。
 全く事実と異なるビラで学生の不安をあおり、政治活動に利用することは許されません。
 安倍首相は「安倍政権が学費値上げ。これもう決まったことみたいじゃないですか、その後に署名に協力を、ストップさせましょう。まず、こんなことは決まってないですから、決まってないことをですね、運動するというのは、これはまったくデマ、デマであろうと、デマゴーグだろうと、こう思いますよ、安倍政権は3年間値上げしてません、そして28年度も値上げしないということは決めているじゃないですか」と、明確に学費値上げを否定し、共産党のチラシの撤回を求めました。