県北芸術祭2016説明会
 2月15日、ことしの秋、県北地域で開かれる現代アートの祭典、「茨城県北芸術祭2016」の概要やこれまでの準備状況についての説明会が水戸市のホテルで開かれました。井手よしひろ県議も舘野清道日立市議と共に出席しました。
 この中で実行委員長を務める橋本知事は、「県北地域は人口の減少が進んでいるが、岡倉天心や横山大観が活躍した地域でもあり、アートを通じて活性化につなげたい」とあいさつしました。
 県北芸術祭は、ことし9月17日から11月20日までの65日間にわたって開かれます。開催市町村は、日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町の県北5市1町。主な展示会場として、天心記念五浦美術館周辺や高萩市の海浜部の「五浦・高萩海浜エリア」、「日立駅周辺エリア」、常陸大宮市の久慈川流域や水郡線常陸大子駅前地区などの「奥久慈清流エリア」、「常陸太田鯨ヶ丘エリア」などが予定されています。
橋本知事と南條総合ディレクター 県北芸術祭の総合ディレクターを務める東京・六本木の森美術館の南條史生館長は、「世界で活躍するアーティストを多く招いて国際的で地域と結びついた芸術祭を目指したい」と抱負を語りました。また、地域の芸術祭として有名な瀬戸内芸術祭や越後妻有・大地の芸術祭などとの差別化を図るとして、「2年間は他の芸術イベントに出品していない新鮮な作家、国際交流金などとの連携により国際性豊かな作家、茨城の特徴である科学技術との芸術との融合をめざす作家」を招待したいと語りました。
 説明会場には、県北5市1町の首長を始め、県議会議員、地元企業・団体など150名が集いました。県北芸術祭の準備が進むにつれて、参加アーティストも次々に発表され、地元関係者には期待感が高まっています。県北芸術祭を地域住民の盛り上がりの中で成功させるためには、広報活動の一層の充実が不可欠です。