公明党時局講演会
 6月3日、井手よしひろ県議は、公明党茨城県本部主催の時局講演会であいさつしました。その内容をご紹介します。
 参議院選挙の日程が、6月22日公示、7月10日投票に決定しました。
 今回の公明党のキャッチコピーは「希望が、ゆきわたる国へ。」です。
 今、政治に求められているのは、景気に力強さを与え、その実感を地方へ、中小企業へ、家計に届けることです。そして、若者や女性、お年寄りも、障害のある人もない人も、国民一人一人が活躍できる国を作ることです。さらに、大きな自然災害があっても、安心安全の国土づくりをすることです。
 「希望が、ゆきわたる国、日本」を作るため全力を挙げて、自民・公明の与党の勝利、就中、比例区長沢ひろあき、選挙区岡田広候補の勝利のために戦います。
 自民・公明の連立与党が推し進めてきたアベノミクスで、いま日本の希望の芽が大きく育っています。具体的な指標を挙げてみたいと思います。
•GDPが503兆円、リーマンショック前の水準にやっと戻りました。
•有効求人倍率は、1.34倍と大きく改善し、ほぼ完全雇用の状態に近いづいています。
•日経平均株価は8800円台から今年1月には1万8000円を超える水準まで値上がりしました。
•税収は、国と地方の分を合わせると21兆円増となりました。
•国の借金である国債発行は40兆円から34兆円に減少しています。
•年金運用益は昨年末で38兆円となりました。
•外国人観光客830万人から1974万人に増加しました。
•為替レートは80円台から110円台に改善しています。
挨拶する井手よしひろ県議

 まずは、この希望の芽を大きく、力強く育てる必要があります。消費増税については、需要を妨げる懸念があり、その意味では延期するとの安倍総理の判断を判断を是とするものです。アベノミクスは成果を上げ成功しており、道半ばなのでより一層エンジンを吹かせて進めていくことが重要です。その上で2年半後に消費税率を10%へ引き上げる。その際は軽減税率を実行するというのが経済政策の筋書きです。
 私ども公明党としては、アベノミクスの恩恵を地方に、中小企業に、家計に届けるために全力を挙げます。具体的には、家計の収入アップのために、●同一労働同一賃金の実現、非正規労働者の待遇改善、最低賃金1000円に引き上げ、正社員化促進、能力開発支援、●子育て家庭への支援(負担軽減策を拡充)、低所得者世帯への給食費補助、子ども医療費無料化の拡大、幼児教育無償化の推進、住宅支援、不妊治療への助成拡充などを参院選の重点政策として掲げています。

 次に、若者や女性、お年寄りも、障害のある人もない人も、国民一人一人が活躍できる国を作ることが重要です。
 若者・女性が活躍できる希望社会の実現へ、非正規労働者の待遇改善策とともに、 子育てや介護、学び、余暇など、調和の取れた生活への働き方改革が必要です。社会保障の充実とそれを支える“ひと”がいてこそ安心の生活があります。保育、介護、障がい者福祉サービスを支える人材の養成・確保を国家戦略として実施することが必要です。

 さらに、阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして熊本地震の発生など、甚大な被害が続いています。大震災からの復興とともに、防災・減災対策のさらなる強化が今こそ求められています。被災された方々の生活再建をしっかりとサポートすることが何より大切です。また、多様化する自然災害に対する強い国づくりへ道路や橋、上下水道、堤防などインフラの長寿命化を推進します。地域防災力の向上と、防災拠点の公衆無線LAN、マンホールトイレ整備などを促進する必要があります。

 今回の参院選は、アベノミクスをさらに進めて加速させていくか、それとも後戻りさせるのかという審判を国民に求めるものです。国民の審判を仰ぐからには、与党で改選議席121の過半数=61議席を取ることが勝敗ラインです。現在の自公の改選議席は59(自民50、公明9)では過半数に至っていません。選挙協力をしながら、国民に誠実に丁寧に訴えて過半数を確保することが与党の目標です。
 そして公明党としては、選挙区7と過去最高に挑戦し、比例区6以上を何としても確保することが国民の信任を得ることになります。
 茨城県においては、比例区の長沢ひろあき候補と選挙区の岡田広候補の圧倒的な勝利を目指していきたい思います。

日経平均株価の推移

実質GDPの推移

有効求人倍率の推移