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目標の2.6倍、全国第2位の来場者数を記録
 11月22日、茨城県県北振興課は、20日まで65日間開催されていた“茨城県北芸術祭”の来場者数が、延べ約77万6000人に上ったと発表しました。終盤に近づくにつれて評判が高まったのに加え、スタンプラリーなどでさまざまな会場を見て回った人も多いとみられ、最終的な来場者数は当初、目標としていた30万人の約2.6倍に達しました。
 日本で行われている地域芸術祭の中でも、瀬戸内国際芸術祭に次ぐ、観客動員を記録したことになります。
 4つのエリアごとの来場者は、五浦・高萩海浜地区(北茨城市、高萩市)約14万2000人、日立駅・常陸多賀周辺地区(日立市)約25万1000人、奥久慈清流地区(常陸大宮市、大子町)約25万7000人、常陸太田鯨ケ丘地区(常陸太田市)約12万6000人となっています。
 全32カ所の展示会場の中でも、チームラボの特別展が行われた県天心記念五浦美術館や日立シビックセンター、大子町の袋田の滝、常陸太田の鯨ケ丘商店街などに、人気が集まりました。
 開幕以降の来場者数は、1カ月の時点で既に30万人を突破。その後も尻上がりに客足を伸ばし、最終日の20日には、一日の来場者数としては会期中最高の約3万4000人が訪れました。
 県は今後、アンケートなどを通じて、来場者の居住者や年代などの傾向を分析し、経済波及効果等を試算します。次回以降の継続開催について検討する方針です。
参考:茨城県北芸術祭情報サイトhttp://kenpoku-art.blog.jp/