水戸市千波湖における鳥インフレエンザ対策
 水戸市内の大塚池や千波湖で、野鳥やハクチョウなどから鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出されています。12月14日、水戸市は消毒のため、湖の周りに消石灰をまくとともに立入りを控えるよう呼びかける看板を設置しました。井手よしひろ県議は、14日現地調査をお行うとともに、15日には県の担当者から状況報告を受け、事態の早期終息のため全力を挙げるよう強く求めました。
 水戸市の千波湖では、15日までにユリカモメ1羽とコブハクチョウ13羽が鳥インフルエンザウイルス陽性と判定されました。
 これを受けて水戸市ではウイルスの拡散を防ぐため、千波湖の周りを消毒することを決め、14日午後市の職員らおよそ15人が周囲3キロのジョギングコースに消石灰、約360キロをまきました。
 また水辺で遊んだり釣りをしたりすることを禁止するとともに、ジョギングコースへの立ち入りを控えるよう呼びかけるポスターを設置しました。
 水戸市ではオオハクチョウからウイルスが検出された大塚町の大塚池でも、15日周りの道に消石灰をまいて消毒するとともに看板を設置して立ち入りを控えるよう呼びかけることにしています。

千波湖
 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃厚な接触などの特殊な場合を除いて、通常では人に感染しないと考えられています。日常生活においては、以下の点に注意していただければ、過度の心配は必要ありません。
・死亡した野鳥など野生生物は、絶対に素手で触らないで下さい。
・野鳥の排泄物等に触れた場合は、手洗いとうがいをして下さい。
・鳥インフルエンザウイルスが靴等に付着し、他の地域に拡散することを防ぐため、野鳥に近づきすぎないで下さい。
 また、死亡している野鳥をみつけれも、野鳥は様々な要因で死亡します。餌が採れずに死亡することもあるため、野鳥が死んでいても鳥インフルエンザを直ちに疑う必要はありません。
 しかし、タカ類などの猛禽類やハクチョウ・ガン・カモ類が死亡している場合や,同じ場所で複数の鳥が死亡している場合は茨城県で回収をいたしますので、決して近づかず、茨城県県央環境保全室(電話:029-301-3047)もしくは環境課までご連絡ください。
千波湖