2度目のオリンピックが開催される東京。1964年当時と異なるのは、インターネットやスマートフォン(スマホ)などに代表される情報通信技術の発達です。
 東京都は現在、五輪会場周辺や外国人の人気スポットを中心に、ネット利用者のニーズが高い無料Wi―Fiの整備を急ピッチで進めています。19年度末までに専用アンテナ700基を設置、このうち100基には電子観光案内板「デジタルサイネージ」を併設する方針です。20年五輪成功のカギとなる取り組みだけに、着実に進めて行く必要があります。
 実際、通信環境の整備を望む訪日外国人の声は多くあります。総務省と観光庁の調査によれば、外国人が「旅行中に困ったこと」で最も多いのが無料Wi―Fiが使えないことです。
 無料Wi―Fiは、特定の事業者と契約しないと使えない有料Wi―Fiに対し、外出先でネットに無料で接続できるサービスのことです。駅や飲食店など利用できる場所が増えており、集客効果も期待できます。
ただ、無料Wi―Fiの普及を進めるに当たっては、留意すべき点があります。
 例えば、訪日客から使い勝手の悪さを指摘されていることです。無料Wi―Fiは、運営する事業者ごとに利用者が登録手続きをする必要があるため、移動するたびに登録の手間がかかるケースが少なくありません。
 この点、東京都では東京メトロや都営地下鉄、都営バスなどが、一度登録すればどの交通機関でも利用できる仕組みを導入しています。自治体としては初めての取り組みであり、他の自治体でも参考になるのと思います。
 海外では自治体単位でWi―Fiを整備するエリア整備が一般的ですが、日本の場合、交通機関や飲食店などがそれぞれ整備しているのが現状です。利用者の視点で考えれば、地域単位の取り組みも絶対に必要です。
 都議会公明党は、地下鉄駅などへの無料Wi―Fi設置を進めてきました。都議選向け重点政策も「無料Wi―Fiの整備強化」を掲げており、快適な利用環境の整備を強力に後押ししてまいります。
参考:Free Wifi & TOKYO (http://www.wifi-tokyo.jp/ja/index.html)