担当者から説明を聴く深谷渉市議
 6月24日付けの公明新聞に、常陸太田市議会議員・深谷渉氏の地域交通網整備に関わる活動の模様が報道されました。公明新聞の記事からご報告します。
 常陸太田市は現在、地域の特性に応じた持続可能な地域公共交通網を構築するための取り組みを進めています。路線バスの運賃体系見直しや新路線の整備などを通して、住民サービスの向上や地域活性化につなげる狙い。公共交通の利便性向上を推進してきた公明党の深谷市議がこのほど、現地で関係者から話を聞きました。

一乗車100円の市街地循環や観光路線を新設
 面積が茨城県内の自治体で一番広い常陸太田市では、高齢化率が約35%に上り、住民が移動するための公共交通の必要性が高くなっています。既に路線バスのほか、料金一律のコミュニティバス、無料で利用できる通院用の患者輸送バスなど多くの公共交通があるものの、ルートや運行時間が重複していたり、運賃や運行日などのサービス水準が地域によってバラバラでした。
 この状態を整理して便利な地域公共交通網に再編するため、市は住民の意見を聞きながら検討を重ね、2016年3月に「地域公共交通網形成計画」を策定しました。この計画をもとに具体的な取り組みを定めた実施計画が国の認定を受け、2016年10月には第1次再編を実施。市内のバスサービスを可能な限り路線バスに統合し、運行頻度を週5日に統一して非効率な交通網を改善しました。
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 乗車距離に応じて10円単位で上昇するこれまでの運賃体系も全面的に見直し。3価格(200円、300円、500円)のみに設定しました。例えば、JR常陸太田駅前のバス停から20キロほど離れたバス停まで利用する場合、従来なら約800円(往復1600円)かかっていましたが、この再編によって500円(1000円)で利用できるようになりました。また、75歳以上の高齢者は、さらに半額補助されます。
 今回の再編では新しい路線も整備。病院を利用してからスーパーに行くなどの施設間の移動を目的とした市街地循環路線のほか、観光地として交通の利便性を高める観点から、常陸太田駅から市内の観光地や道の駅などを結ぶ観光路線が新設されましたた。 市街地循環線は、1回の乗車で100円です。
 常陸太田市は現在、市職員が地域の集会などに出向き、新しい交通網の周知に努めています。市企画課の安島剛課長補佐は、「多くの住民と話してきたが、料金が安くなって良かったなどと喜ぶ声が多い」と語っています。
 企画課によると、6月に新しい路線を実際に利用してもらう体験ツアーを実施する予定で、今年度中に市外を結ぶ路線などを対象にした第2次再編を行います。常陸太田市と日立市とを結ぶ路線などが見直しの対象となります。畠山卓也課長は「自家用車を長年運転していてバスの利用に慣れていない人も多いので、工夫しながら新しくなった地域公共交通を住民に浸透させていきたい」と語っています。
 深谷市議は2010年6月定例会で、路線バスの料金見直しを提案するなど、市民が利用しやすい地域公共交通網の整備を推進してきました。