平成12年3月県議会一般質問

(再質問)県税確保対策


質問:井手義弘
 時間が限られておりますので、県税の未収対策ならびに財源確保策について要望を申し上げます。

 最近ガソリンの代替燃料として、天然ガスなどから精製されるアルコール系の燃料が注目をされております。

 この燃料は、ガソリンに比べて排気ガス中の一酸化炭素値が200分の1、炭化水素値が100分の1以下という低公害の自動車燃料です。オクタン価も98とハイオクガソリンと同等であり、ガソリンと完全に互換できる燃料と言われています。

 このアルコール系燃料は、県内において、3月1日現在で、10カ所のスタンドで販売されております。価格もリッター当たり78円から85円と、かなり割安で販売されており、今後も販売店は増えると予想されます。

 私も、早速3回ほど給油し、その性能を実証的に体験しております。

 いいことづくめのアルコール系燃料ではありますが、私どもの調査では、ガソリンや軽油に掛けられてる石油揮発油税や軽油引取税などの税金が課税されていないことが判明しました。自動車の燃料に、石油揮発油税が課税されるか、軽油引取税が課税されるかは、その組成によるところです。

 私が調査した範囲では、組成的には軽油引取税の対象製品であるといわれております。

 このアルコール系の燃料を、低公害燃料として市場に正式に認知させる意味でも、県は、積極的にこのアルコール系燃料の組成を調査し、課税を検討すべきであると考えます。

 以上要望いたしまして、私の質問を終わります。




このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。