茨城県議会公明党健康セミナー
 7月16日、茨城県議会公明党主催の健康セミナー「茨城県から胃がんをなくすために〜胃がんは予防できる〜」を開催しました。市町村議員、市町村のがん対策職員、一般市民など約120名に参加していただきました。
 茨城県がん対策室・下山田義弘室長、国におけてがん対策を推進してきた医学博士の秋野公造参議院議員、医学博士でピロリ菌感染認定医・がん治療認定医の鈴木英雄筑波大学准教授のご講演いただきました。
 がんの原因は、生活習慣や遺伝など様々ありますが、胃がんに関してては、「ヘリコバクター・ピロリ菌」(ピロリ菌)が、その主な原因であることが明らかになっています。
 日本では、2013年より慢性胃炎などを検査する目的で、内視鏡(胃カメラ)検査を受診し、ピロリ菌が陽性の場合、健康保険を使って除菌治療を受けることができるようになりました。
水戸市での胃がん検診実績
 鈴木教授の講演では、水戸市の内視鏡検査の状況や、今年度から始まった中学生を対象するピロリ菌検査などを取り上げていただき、その先進的な取組みについても評価をいただきました。水戸市では、2011年から胃がん検診に内視鏡検査を取り入れました。2015年度には、全体の受診件数の内、38%を超える3140件が内視鏡検査を受けていました。

胃がん検診の結果
 その結果、2011年度から15年度までの5年間で71件の胃がんが発見されました。その間レントゲン検査では、37件であり明らかに内視鏡検査の優位性が表れています。さらに、胃がん以外にも食道がんや十二指腸がんも13件発見されており、二重の意味で早期発見、早期治療につながっています。

中学生へのピロリ菌検査
 また、今年度からスタートさせた中学2年生へのピロリ菌検査については、単なる検査で終わるのではなく、2次検査や除菌治療にどのようにつなげるかを検討すべきであるとの指摘がありました。