茨城県と創価大学が就職協定
茨城県と創価大学が就職協定を締結(右:橋本昌知事、右:馬場善久創価大学学長)

 7月25日、「UIJターン就職に関する協定」 の締結式が行われました。
 茨城県から首都圏の大学に進学して、茨城県内の企業に戻る学生の割合は2割を切っています。茨城県では、優秀な人材をより多く獲得しようと、首都圏の私立大学7校、県内大学5校と、今回初めてUJIターンに関する協定書を締結しました。
 茨城県では 県内高校の卒業生のうち大学進学で県内にとどまるのは約19.1%割にすぎず、就職で都内などの県外に出ていく若者も多いことから、地域の産業など本県の将来を担う若い人材の確保や定着が大きな課題となっています。協定は、各大学が県と連携して県内企業の就職情報などを積極的に学生に提供して就職を促し、若者の定着につなげていくのが狙いです。
 井手よしひろ県議の母校・創価大学も、馬場善久学長、秋谷芳英事務局長などが出席しました。
12大学と就職協定締結
 その他、県内の茨城大、茨城キリスト教大、筑波大、筑波学院大、常磐大・短大の5大学と、県外の川村学園女子大、共立女子大・短大、専修大、千葉商科大、日本大、大正大の6大学。この12校は、いずれも「大好きいばらき就職応援"くらぶ"」(118大学・団体)に加盟しており、個別協定を結ぶのは今回が初めてです。
 協定書はUIJターンや、地元就職・定着に係るイベント情報などの周知、茨城県内企業の求人や事業活動の周知、学生や保護者向けの説明会開催などを各大学に求め、県と各大学の連携・協力により、学生の就職を支援するとともに、若者の定着を促していくとの内容になっています。
 橋本昌知事はあいさつの中で「過去10年間の工場立地面積は茨城県が全国1位だが、人材確保が難しい。県外の大学に進学すると、特に女性が戻って来ない」などと現状を説明し、各大学の協力を呼びかけました。
 創価大学の馬場学長は、「1、2年時に積極的なインターンシップなどの受け入れを行っていただきたい。創価大学と茨城県とのパイプをより太くしたい」などと述べました。
 この日、協定締結式に出席したのは、茨城大学(三村信男学長)、茨城キリスト教大学(東海林宏司学長)、筑波大学(大学執行役員・五十嵐浩也)、筑波学院大学(大島惧子学長)、 常磐大学(冨田伸穂学長) 、川村学園女子大学(熊谷園子学長)、共立女子大学・共立女子短期大学(入江和生学長)、専修大学(齋藤公男就職部長)、創価大学(馬場善久学長)、千葉商科大学(川瀬功キャリア支援センター長)、日本大学(山中茂己学生部長)、立正大学(所正文キャリアサポートセンタ ー長)です。
 なお、この個別の協定書締結は、6月県議会の常任委員会質問で井手県議が提案したものです。