絵本とわたしの物語展
 9月21日、世界34の国・地域の絵本約250種類600冊を集めた「絵本とわたしの物語展」(創価学会「絵本とわたしの物語展」実行委員会主催、毎日新聞社企画協力)が、水戸市の水戸プラザホテルで始まりました。
 茨城県教育長小野寺俊さん、水戸市長高橋靖さんらがテープカットを行いました。来場した家族連れなどは、それぞれの作品の世界に引き込まれていました。9月24日までの開催です。入場は無料。

絵本とわたしの物語展
 「絵本とわたしの物語展」は、創価学会が「活字文化の振興」の一助として開催した「童話―輝く子どもの世界展」(1992年)、また、「世界の絵本展」(2001年)に続き、「絵本」をモチーフにした3回目の展示会です。
 これまで絵本は「子どものもの」と思われがちでしたが、今や多くの大人向け絵本が出版され、中高生や高齢者への読み聞かせも好評で、「あなたの知らない絵本の世界」が世代を超えて大きく広がっています。この展示会では、戦後のミリオンセラーはもとより、隠れた名作や世界の絵本など約250種600点を手にとって読み、その魅力を知ることができます。
絵本とわたしの物語展
 また、絵本が出版された時代やその絵本を読んだ子ども時代を、展示品やカルチャー年表を使って、表現されています。電化製品・文具・おもちゃ・雑誌・レコード――当時にタイムスリップして、家族3世代や同世代の友人などと「語らいの弾む」空間となっています。
 会場は3章で構成されています。1章の「あなたの知らない絵本の世界」では、定番の「赤ずきん」から、大人でも楽しめるホラー系まで幅広いジャンルが展示されています。世界最大・最小の絵本など来場者の興味を引く数々の作品が展示されています。2章は「よみがえるわたしの物語」と題し、当時流行した絵本やおもちゃなどを年代ごとに紹介しています。3章は「体験・参加コーナー」で、最新のデジタル技術を利用して、木に花を咲かせるゲームやトリックアートで写メを楽しめるもコーナーもあります。