茨城県の飲酒交通事故
 飲酒運転は、何の落ち度もない他人の命を脅かす極めて危険・悪質な犯罪です。
 しかし、茨城県では、平成28年、平成29年と2年連続で飲酒運転による死亡事故の発生件数・死者数が全国最多を記録したことが判明しました。
 このような現状に対し、県警察では、平成29年に引き続き平成30年も飲酒運転の根絶を最重点課題として取り組んでいくこととしており、飲酒運転者はもとより、飲酒運転同乗者及び飲酒運転者への酒類・自動車の提供者を厳正に取り締まることにしています。
 茨城県内で昨年発生した飲酒運転の死亡事故件数(暫定値)は、前年比5件減の16件、死者は8人減の16人で、いずれも全国ワーストでした。2013年以降、件数と死者数は前年比で増加傾向にありますが、いずれも4年ぶりに減少。死者数の減少率は全国で最も大きかったものの、2年連続で全国ワーストとなってしまいました。
 人口10万人当たりの発生件数は0.55件で、車両10万台当たりの発生件数は0.61件と、いずれも全国3位でした。
飲酒運転関連の罰則
 警察署別で見ると、古河署管内が最も多く、5件発生し、5人が死亡しました。昨年11月には古河市女沼の県道交差点で、飲酒した男子学生が運転する乗用車と軽乗用車が出合い頭に衝突、1人死亡、3人が重軽傷を負いました。
 地域別では、古河署管内を含む県西地域が9件と全体の約56%を占め、次いで鹿行地域が3件で約19%、県南地域が2件で約13%でした。
 全県で見た第1当事者の年齢別は、20代と40代が各4件ずつで最も多く、類型別では、電柱や壁などにぶつかる「工作物衝突」が7件で最も多く、車同士の「出合い頭」が3件でした。
 道路の形状別では、直線が6件、交差点が5件、カーブが2件。時間帯は、午前0〜2時が4件で最多。次いで午後8〜10時が3件、午前2〜4時と午前6〜8時が2件ずつでした。
 飲酒運転による人身事故(速報値)は152件(前年比14件増)発生し、負傷者は216人(23人増)に上りました。県警察は検問の回数を増やしたり、飲酒の機会が増える週末に取り締まりの警察官を増やしたりして対策を強化し、昨年は前年の倍近い2345件(前年比1055件増)を摘発しています。
 県警察は飲酒運転を取り締まるとともに、「酒類提供」「車両提供」「同乗」を禁止した飲酒運転の「周辺者3罪」の摘発も徹底します。交通課は「飲酒運転は犯罪。厳しく取り締まる」と強く警告しています。
 さらに、県警察では飲酒運転を根絶するため、飲酒運転に関する情報の提供を呼びかけています。
 いつも飲酒運転をしている人を知っている。車を運転して来店した人に対してお酒を提供する飲食店を知っている。県内から飲酒運転を根絶するためのアイデアがある。などの情報をメールで受け付けています。メールアドレス:keikoso@pref.ibaraki.lg.jp
 「今まさに飲酒運転をしそう。または飲酒運転をしている」といった至急の対応が必要な情報については、110番通報又は最寄りの警察署への連絡を求めています。