茨城県の最高気温は4度上昇
 水戸地方気象台では、2017年に公表した地球温暖化予測情報第9巻(気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が採択した報告書を基に、気象庁が実施した気候変動シミュレーション)の情報を元に、関東甲信・北陸・東海の各地方17都県別の21世紀末における気温と降水の予測をとりまとめたリーフレットを作成しました。参考:17都県別リーフレット(関東甲信・北陸・東海地方)21世紀末の気候−地球温暖化が最も進行する場合の気温と降水の予測−:https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/data/RH/Tk/ibaraki_l2018.pdf
 それよると、地球温暖化対策が進まない場合、21世紀末の茨城県の年平均気温は現在より約4度上昇し、現在の伊豆七島の八丈島と同程度になるるとされています。水戸市では35度以上の猛暑日が、年間で約30日増加するとしています。
 現在の水戸市の年平均気温は13.6度ですが、21世紀末には現在の八丈島の17.8度、宮崎市の17.4度と同程度になると予測しています。全国平均では4.5度上昇し、高緯度の地域(北海道、東北など)ほど上昇幅が大きいとしています。
猛暑日が最大で15日以上増加
 水戸市では、年間で猛暑日が30日、25度以上の夏日が70日それぞれ増加。30度以上の真夏日と熱帯夜もそれぞれ60日増えるとの結果となりました。
 降水予測では、本県で1時間の降水量が50ミリ以上の「滝のように降る雨」の発生が2倍以上になると予測。逆に降水のない日も、最大で15日以上増加するとしています。
 水戸気象台は「年平均気温の上昇は、産業や生態系など広い分野へ大きな影響が予想され、健康被害も懸念される。大雨による災害発生や水不足などのリスクが増大する可能性が高い」と警鐘を鳴らしています。

日立市の7月の平均気温
 ちなみに日立市お天気相談所が発表している、今年7月1か月の平均気温、過去の平均気温、最高気温をグラフにまとめてみると、7月は平均気温で3.2度上昇していることがわかります。1日から20日までの20日間で集計すると、4.2度上昇しています。水戸気象台が予測する21世紀末の真夏を想定することができるかもしれません。今年の夏の酷暑が、当たり前の気候になるということなのかもしれません。