日立市長選・小川市長との政策協定
 3月14日、公明党は4月に行われる日立市長選挙で、現職の小川春樹氏の推薦を決定しました。これを受けて、公明党日立市議団(代表:たての 清道市議)と村本 しゅうじ県議は、小川市長を訪ね両者の間で合意した政策協定と具体的な政策要望を手渡しました。
 政策協定の締結に当たり、村本県議は人口減少、産業構造の変化という深刻な課題に、観光やSDGsなど新たな視点で、積極的な市政運営を行ってほしいと望みました。
 小川市長は、「かみね公園へのパンダ誘致など、県が画期的な施策展開を図っているのと協調して、子育て支援の推進や中小企業の育成など、住みやすい日立をつくっていきたい」と力強く抱負を語りました。
小川市長との政策協定
【小川春樹市長との政策協定】
  • 「健やかで安心して暮らせるまち」づくりのために、産婦人科を中心とした医療体制の充実、思い切った高齢者支援/子育て支援策の充実、障がい者支援策の拡充(医療ケアの充実)、格差対策、動物愛護の推進体制の整備等に取り組むこと。
  • 「人と文化をつくるまち」づくりのために、児童虐待防止対策、教育環境のさらなる充実、コミュニティスクールの導入、グローバル化に対応した英語教育、青少年健全育成、文化芸術活動の振興等に取り組むこと。
  • 「活力ある産業のまち」づくりについては、起業家への支援や新産業の支援による雇用の確保、産業遺産や市所有施設などの観光資源を最大限に活かした観光都市づくり等に取り組むこと。
  • 「都市機能が充実したまち」づくりについては、日立バイパスの整備促進、コンパクトシティ構築、新交通(BRT)の早期完成/自動運転促進等や公共交通の利便性向上等に取り組むこと。
  • 「安全で環境にやさしいまち」づくりについては、防災減災対策、空き家対策、東海第2原発対策等に取り組むこと。
  • 「みんなで築くまち」づくりのために、誰も取り残さない持続可能な開発に取り組むこと。
  • 定期的な政策協議、意見交換の場を設けること。

【小川春樹市長への政策要望】
1.「健やかで安心して暮らせるまち」づくりのために
  • 日立製作所日立総合病院において、産婦人科医4人が確保され、そして2名の小児科医の確保を県で新たに目標に加えるなど医師確保に尽力しているが、早期の母子周産期医療センターの再開を一層加速させるとともに、一般病院における医師及び看護師の確保も日立市として具体策を策定して推進を図る。
  • 市民の健康に対する意識高揚を図るために、健幸アンバサダー養成の本市独自の事業(本市職員や市民ボランティアを中心とした)の推進を図る。
  • 高齢者移動支援のため、バス・タクシー等の利用促進対策の推進を図る。
  • 日立元気カフェを小学校区毎に設置し地域活性化の拠点作りを図る。
  • 0〜2歳児も含めた幼児教育(保育園、幼稚園、認定保育園)の完全無料化を図る。
  • 国の施策に先駆け、4月から10月までの期間における3〜5歳までの幼児教育無償化を図る。
  • 外来自己負担金を含む18歳までの子供の医療費の無料化を図る。
  • 動物愛護の推進体制を整備して、行政の役割の明確化を図る。
  • 子育て支援として、行政の施設には、授乳室の設置促進を図る。
2.「人と文化をつくるまち」づくりについて
  • 日立市における産業遺産を統合的なストーリーとした日本遺産若しくは重要文化財への登録などを通じて、観光振興、街の活性化を図る。
  • 児童相談所と教育委員会、小学校、中学校との連携強化の体制構築を図る。
  • 映画「ある町の高い煙突」の市内中学校での鑑賞会の開催を図る。
3.「活力ある産業のまち」づくりについて
  • 「いばらき自転車活用推進計画(仮称)」に沿った自転車ネットワーク計画を策定し、日立市産業遺産観光促進およびコンパクトシティを目指した交通手段の一つとして利活用を図る。
  • きららの里、シビックセンターなどの本市が所有するアミューズメント/レジャー施設について、子供のみならず大人も楽しめるレジャー施設を目指して、公募などの第三者による設計を取り入れて再整備を図る。また、かみね公園はパンダを誘致するなど思い切った施策を実施することで日立市の観光の中心となるよう整備する。
  • SNSを活用し、日立の魅力を全国・全世界に発信する仕組みづくり(日立観光アンバサダーなど)の促進を図る。
  • 河原子北浜海岸で開催される13th ALL JAPAN SURFING GRAND CHANPION GAMES 2019のような全国的なイベントの招致に努める。
4.「都市機能が充実したまち」づくりについて
  • バス高速輸送システムひたちBRTの自動運転を初めとしたAIやIOT技術導入に向けた計画策定/研究を実施して、市民、特に高齢者の移動手段としての一層の利便性向上を図る。
5.「安全で環境にやさしいまち」づくりについて
  • 災害発生時の指定避難所となる小学校、中学校の体育館へのエアコン設置、且つトイレの洋式化し、地域防災の拠点としての充実を図る。
6.「みんなで築くまち」づくりについて
  • 誰一人も取り残さない持続可能な開発目標であるSDGsを市政の指標として取り入れ、SDGs未来都市認定を目指す。
  • 本市の魅力は、程よい癒しと程よい利便性が備わった街であることであり、これらを活かした流入人口の増加策の検討を図る。