石井国交大臣が視察
 常磐自動車道水戸北スマートインターチェンジが、9月7日午後5時から、上下線ともに出入り口を備えたフルIC化されることになりました。上り線(東京方面)出口と下り線(いわき方面)入り口がそれぞれ新設されます。

 水戸北スマートインターチェンジは、2006年に全国初の本線直結型として社会実験が始まり、2009年4月から本格運用されています。これまでは上り線の入り口、下り線の出口のみが設けられ、東京方面の利用に限られていました。
 フルIC化に向けた工事は2017年6月に着手されました。本線に直結する取り付け道路は上り線出入り口が県道に、下り線出入り口が国道123号にそれぞれ接続されます。各取り付け道路には、誤って進入した際の迂回路も設けられました。総事業費は18億4000万円で、うち水戸市の負担は1億3000万円です。
水戸北スマートIC
 フルIC化で県北、東北地域と水戸市のアクセスが向上し、物流の効率化が促進されるほか、観光振興や救急医療、避難路などの機能強化も期待されます。水戸北ICの車両交通量は1日当たり約4000台。フルIC化で5000台を見込みます。
 スマートICはETC専用で、有人の料金所などが不要のため建設コストが抑えられるのが特徴です。一般道から高速道路に接続する本線直結型とサービスエリアやパーキングエリアからの経由型があります。県内では水戸北、石岡小美玉が直結型、友部SA、東海が経由型として計4カ所のスマートICが設置されています。
 写真は昨年(2018年)11月に、水戸北ICの工事進捗状況を視察する石井啓一国交大臣です。県議会公明党の高崎進県議らは、国体前の早期供用を要望しました。