台風15によるパイプハウスの被害
 6月17日、茨城県議会公明党(代表:高崎進県議)は、台風15号の影響で深刻な農業被害を受けた鉾田市を訪れ、被害状況を調査しました。
 メロンやイチゴ、水菜などハウス栽培が盛んな鉾田市では、台風15号の暴風によってビニールハウスが相次ぎ崩れ、収穫前のメロンなどの作物や施設が大きな被害に遭いました。一行は、鉾田市徳宿でメロンとイチゴを栽培する高橋悟さんのビニールハウスを視察。高橋さんは、全体の約7割が倒壊し、育てていたイチゴの苗床が壊滅的なダメージを受けたことを説明しました。
 視察後、高崎県議は「被害の全容をしっかりと調査して一日も早い回復に努めたい」と語りました。
茨城県議会公明党の現地調査
 県議会農林水産営業戦略委員会に報告された内容によると、台風15号による県内農林水産業の推計被害額は、34億円を超えています。パイプハウスなど農業用施設の被害は32市町村と広範囲にわたり、26億5013万円。農作物は16市町村から50品目以上の報告があり、7億5959万円に達しています。被害面積は7152ヘクタールに及んおり、品目別で見ると、茎葉の損傷によるピーマンで1億4477万円。ミニトマトの1億1124万円とニラの1億272万円などが1億円を超えました。
 農業用施設と農作物の被害を市町村別で見ると、今回公明が視察した鉾田市が最も多く約18億円に上っています。ただ各市町村とも調査は続いており、被害額はさらに膨らむ見通しです。